命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
コント「ロックバンド名を和訳すると?」
 ヤ=ヤンキー牧師 フ=ファンキー牧師

ヤ「昔、『王様』とかいうのが、和訳でロック歌って話題になったよな?」
フ「王様という名前自体が、クイーンのパロディーだろ」
ヤ「そうか、女王様に対しての王様ってわけか」
フ「そう考えるとロックバンドの名前を和訳するってのは面白いよな」
ヤ「ロックバンド言ってみろよ。オレが和訳してやるぞ」

フ「じゃあ、簡単なやつから。ローリングストーンズはどうだ?」
ヤ「初級レベルか、ズバリ『転石』だな」
フ「ディープパープルは?」
ヤ「『深紫』だ」
フ「ビートルズはどうだ?」
ヤ「『カブト虫』だろうな」
フ「不合格!つづりが’Beet’でなくて音楽用語の’Beat’なのがミソだろーが。音楽用語入れてみろよ」
ヤ「じゃあ、『歌舞伎虫』でどうだ」
フ「うーん、力ずく感はあるが、まあいいだろうよ。」


ヤ「オレの好きなプログレバンドも聞いてくれよ」
フ「ジェネシスは?」
ヤ「『創世記楽団』かな」
フ「ピンクフロイドは?」
ヤ「『桃色古井戸』だ」
フ「フロイトを古井戸とは音訳か?若い読者は古井戸なんて日本のバンド知らないだろう」
ヤ「若くなくても古井戸なんて知らないぞ、きっと」

フ「イエスは?」
ヤ「『ハイ』だな」
フ「それじゃあ、あんまりだろ」
ヤ「じゃあ、『』ということで」
フ「一文字にまとめたところがオリジナルに近いから合格だ」
ヤ「もっと、出してみろよ」
フ「キング・クリムゾンはどうだ?」
ヤ「『紅王』だな」
フ「なんか、リンゴっぽいな」
ヤ「文字にすると『紅玉』にそっくりだらな」
フ「やっぱり食うと、歯ぐきから血が出るのか?」
ヤ「いや、聴くと耳から血が出るぞ」

フ「じゃあ、最後は超難問だ」
ヤ「何だよ?」
フ「エマーソン・レイク&パーマーを和訳してみろよ」
ヤ「・・・・・・・・」
フ「どうだ?これは無理だろ」
ヤ「いいや、思いついだぞ」
フ「おまえ、すごいなー。言ってみろよ」
ヤ「・・・『敏いとうとヒロシ&キーボー』だ」
フ「なんだよ、それ!ムード歌謡を三人つらねただけだろ!」
ヤ「まあ、いつまでたってもダメな私で、三年目の浮気くらい大目にみろよってことだよ」
フ「開き直るその態度が気に入らないな・・・」
ヤ「それ、若い読者には、意味不明のオチだぞ」
| ヤンキー牧師 | 音楽 | 16:25 | - | - | - | - |
昭和歌謡曲バンザイ(6)
 このシリーズも、最終回。一位は沢田研二さんの「勝手にしやがれ」。私はこの曲自体が純粋に歴代レコ大受賞曲の一位と評価されたのだとは思いません。ジュリーらしい音楽や彼のらしいダンディズムを伝える歌詞は優れてはいても、第一位は厳しいでしょう。むしろ、作品より沢田健二という存在自体が、レコ大の象徴なのでしょう。レコ大が最も、盛り上がり、権威のあった頃、非演歌派としては、沢田健二は常連でした。

 ローリングストーンズのファンには起こられるでしょうが、私は沢田健二は、「日本向け大衆版ミックジャガー」だと考えています。ロックのかっこよさ歌謡曲の大衆性といかがわしさ、さらに沢田の持つセクシーさが一体となり、これぞ昭和歌謡であります。

 学校の音楽の先生などからは、沢田健二は音域が狭いとよく批判されたものです。それは事実だとしても、こうした批判自体が的外れであります。なぜなら作曲家がその音域に合わせて作曲してでも、歌わせたい価値が彼にはあるのです。音域の狭さを遥かに超えた、表現者なのです。

 おかしな喩えでしょうが、世界10ヶ国語を話して、外国に作品を売ろうとする陶芸家と、世界中から、日本語をマスターした上で弟子入りしたがる外国人が後を断たない、日本語しか絶対に話さない陶芸家とどっちが偉大か?考えれば分かるでしょう。

 大衆芸能の世界では、4オクターブ出て売れない日本版マライア・キャリーより、一オクターブ少しで、売れまくる歌謡曲の歌手の方が、偉いのです。儲かるのです。

 沢田健二という歌手は本格的なロック歌手ではないし、かと言って、歌謡曲の大御所というタイプでもないので、歴史的には過小評価されているようで残念でなりません。ロックの大衆化としての歌謡曲というスタイルは、洋楽の大衆化である歌謡曲の本流の一つに違いありません。というわけでおじさんは、昭和歌謡を代表するのは、美空ひばりさんと沢田研二さんの二人だとつくづく思うのです。
| ヤンキー牧師 | 音楽 | 21:10 | - | - | - | - |
昭和歌謡曲バンザイ(5)

 第二位にランクインしたのは、ちあきなおみさんの「喝采」。地味で個性がないようですが、極めて完成度が高く、ある世界を強い想像力を伴って聴き手に伝える優れた曲だと感心します。

 音楽的にはまさにスタンダード、本道。歌詞を活かす旋律と展開。絶品なのは歌詞。 歌詞が、ここまで明確なイメージを伴ってここまでリスナーに伝わる作品は珍しいでしょう。私なら、この曲か、「津軽海峡冬景色」を、歴代レコード大賞受賞曲のトップにしたいです。

 しかし、この歌詞、「欧米か!」であります。主人公は、日本の女優かもしれませんが、場面はキリスト教会が登場。やはり、欧米の映画のシーンを想起させます。

 どちらかと言えば、ちょっと演歌チックな日本女性の恋愛心情を歌ってきた彼女が、洋画に登場するような女性を歌いきりました。この歌を見事に歌いきったことは、彼女が元々は、優れたジャズシンガーであったことと無縁ではないでしょう。

 若い世代にちあきさんを知らしめたという面では、あのコロッケの功績は大きいでしょうが、この名曲を台無しにしかねないマイナスの連想を与えてしまったという意味では、コロッケの罪は重いでしょう。その逆で、この名曲をよみがえらせ、若い世代の再評価につなげた徳永さんは偉いと思います。

| ヤンキー牧師 | 音楽 | 11:11 | - | - | - | - |
昭和歌謡曲バンザイ(4)
 第三位は寺尾聡の「ルビーの指輪」。これはレコード大賞受賞曲の中では異例の曲かと思います。本来、この曲は、歌謡曲でもニューミュージックでもないですね。

 音楽的には、決してAOR歌謡ではないと思います。かなり本格派の「歌ものフュージョン、アドリブなし」でありましょう。歌謡曲ではありえないほど、極めて洗練されたコード進行とアレンジだと思われます。この曲は多分、日本の芸能史上、唯一大成功を納めたフュージョンミュージックの大衆化だったのでしょう。

 見事なバックバンドの演奏に比して、ミュージシャンであったはずの寺尾の歌がどうかとの声もありますが、そうした批判は大いなる的外れであります。あの「つぶやきシロー唱法」「野村監督系ぼやき唱法」でよいのです。彼は歌う以上に演じて、表現をしているのです。あのトレンディードラマの石田純一風の主人公を!半端にうまいよりは、素人並みの方が、表現として優れているのです。

 これまた歌詞の薄っぺらさが、音楽と当時の世相にピッタリです。人間や人生や愛の本質にまったく関係ない男の恋愛心情を描いているだけです。まさに当時の時代の気分本質なきかっこよさ、それをよしとするトレンディードラマを音楽化したかのよな作品。これぞ、「歌は世に連れ、世は歌に連れ」でありましょう。

 よく考えてみれば、ジュディー・オングも寺尾聡も本業は歌詞ではなく、俳優。しかも、知られているのは、大賞受賞の一曲のみ。受賞曲中でもジャンル的に異例の二曲は、やはり、異例の歌い手でありました。これはある意味の必然かとも思うのです。

 個人的にはこの曲を聴くと、グローバー・ワシントンJrを思い出します。高度なテクニックや緻密なアレンジによって、本質的でない、表層的で洗練された美学を表現するという面で、共通しているのでしょうか?良くも悪しくも、両者ともある時代が期間限定で生み出した美しい宝石だとは思います。
| ヤンキー牧師 | 音楽 | 18:48 | - | - | - | - |
昭和歌謡曲バンザイ(3)

 第四位は、昭和歌謡曲ではありませんでした。大晦日の前日に受賞したAKB48の楽曲。題名は忘れました。というかどうでもいいのです。これが四位にランクインすること自体、おかしいのであります。

 AKB48の曲にも、新たな時代の美意識、性的魅力という面での先鋭性や思想性があるでしょう。そしてそれが、娯楽性や大衆性に結びつき、商業的成功に至っていること自体を不当とは思いません。しかし、そのプロセスにどうも、「してはならないレベルのことをしてしまっている」ように思えてなりません。私個人の独断的評価ではAKB48は「半分芸能で半分風俗」です。

 あるいは、私が不快なのは、露骨なまでの「商業性のための商業性」にあるのかも知れません。
優れた表現が結果的に商業的成功を獲得するのではなく、商業的成功を目指してすべてが計算され、これまた私の独断ですが、少女の性に対する掟破りまでしていることの反感なのかもしれません。

 いずれにせよ、AKBは日本の芸能史上、最高の音楽ユニットだと思います。その音源と関連商品によって一年間に国民に歴史上最も多くの消費をさせたという意味において。

| ヤンキー牧師 | 音楽 | 20:40 | - | - | - | - |
昭和歌謡曲バンザイ(2)
 大晦日に名古屋のラジオ放送局が企画したリスナー投票による「歴代レコード対象受賞曲ベストテン」、その第五位は、ジュディー・オングの「魅せられて」でありました。 レコード対象受賞曲となると、音楽、詩、歌詞の三つともが最高であります。それぞれについて、勝手に語ってしまいましょう。

 音楽面については作曲が筒見京平さんです。これは、もしかするとワールドミュージックの先取りかも。ギリシャ音楽のような?そうでないような?ですが、日本人がイメージするいかにもというギリシャを想起させます。アレンジ面でも非凡な創意工夫に満ちた名曲だと思います。

 この曲が画期的なのは、歌詞にあります。詳細を知りたい方はこちら。
 http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=35656

 この歌詞の画期的なのは「女性の性」を描いていることです。それも演歌のように男に依存する弱い女性ではありません。逆にピンクレディーが歌う奔放な女性や山本リンダが歌う高飛車女でもありません。それはギリシャ神話的にして、観音菩薩的で、エーゲ海文明的な「女は海」という女性のセクシャリティーであります。

 こうした女性の性を描いたのは、やはり女性である阿木さんです。従来は歌詞になることなかった女性の性の一面を描いたことが、この曲の決定的成功要因でしょう。それは、聖書的に言えば、偶像礼拝と性的不品行が同時進行したカナンでの礼拝やコリントでの異教的礼拝を想起させます。さらに言えば、きっと、それは、日本民族が潜在的に持つ、観音信仰と売買春の結びつきのような土俗性を刺激したのではないかと推測します。

 こうした従来にないワールドミュージック的で新たな視点で女性の性を描く歌を、誰が歌うのか?は、大きな問題。既存の有名歌手では、逆にこの歌の斬新さが、既存の歌手イメージで、損なわれてしまいます。誰が選んだかは知りませんが、ジュディー・オングが歌うことに。

 求められるのは、当然のこととして、歌唱力と美貌。さらに、歌詞の内容を体現するかのような成熟した女性の魅力、異国情緒のあるキャラクターです。ジュディー・オングという人選は意外なようで、必然だといえないこともないでしょう。

 これは、歌詞の持つ先鋭性、音楽の持つ芸術性が、見事に大衆性と一致した名曲と言えるでしょう。他の対象受賞曲とは大きく異なる音楽性と歌詞内容でもあると思います。
| ヤンキー牧師 | 音楽 | 09:56 | - | - | - | - |
昭和歌謡曲バンザイ(1)

 新年最初のシリーズはどうでもいい音楽評論。しかも、昭和の歌謡曲であります。常々思っております。昭和期の歌謡曲をバカにする輩には、音楽を語る資格がないのだと。特に歌謡曲を正当に評価できない人間が、ロックを語るなどかなりいたい姿であります。同じ大衆音楽、商業音楽の範疇にあるからです。

 最近はかなりマニアックなジャズバンドのお陰で、由紀さおりさんとそのバンドが日本の昭和歌謡の偉大さを、世界的に紹介して下さったようです。昭和の歌謡曲には、洋楽の同時代のエッセンスが、盛り込まれております。大衆的でありながら、かなりレベルの高い音楽であります。

 歌謡曲のすごさは、一定の芸術性、先鋭性、思想性を持ちながらも、それを、娯楽性、大衆性、商業性と両立させなくてはならないことであります。つまり、大衆に支持され、儲からなくてはならないのです。

 いかに芸術性、先鋭性、思想性があっても、日本の大衆に受け入れられなければ、歌謡曲ではありません。優れた芸術性、先鋭性、思想性を持つ現代音楽やロックやジャズの作品が大衆的支持を得られないのは周知の事実。では、逆に大衆の好みやニーズに迎合するだけでは、ヒットは生まれません。優れた歌謡曲には必ず一定の芸術性、先鋭性、思想性があるもの。

 今回は音楽と歌詞と歌手の三点で論じてみましょう。歌謡曲の多くは、音楽面では洋楽の日本的受容であります。時にはかなり露骨なパクリであります。しかし、歌謡曲を単なる洋楽のマイナーモデルだと思ったら大間違い。結構クリエイティヴなのです。

 優れた歌謡曲は詩がすごいです。まさに、芸術性、先鋭性、思想性があります。常々日本のロックは音楽的には高レベルですが、詩が貧弱だと思うこともしばしば。日本のロックミュージシャンは詩に関しては昭和歌謡に学んでいただきたいと願っております。それ程、ある世界観、思想、美意識を、伝わる言葉で伝えているのです。

 最も特筆すべきは歌手です。歌謡曲では、歌唱力が問われるだけではなく、それ以上に歌手のキャラクターやイメージが決定的です。このことはロック以上にそうだと思います。その作品のイメージを体現するような歌手のイメージの決定性、それが歌謡曲が他の音楽と大きく異なることでしょう。

 こうしたシリーズを始めようと思ったのは、年末の名古屋の放送局の番組。大晦日の放送で、「歴代レコード対象受賞曲ベストテン」をリスナーの投票のみで、ランク付けして、発表していたのです。今回のシリーズでは、このベストファイブを紹介して、論じてみます。大変ゆるい企画ではありますが、数日のお付き合いを。

| ヤンキー牧師 | 音楽 | 20:38 | - | - | - | - |
詩篇の歌詞、そのまんまの現代音楽
 先週の週末は、関東に三日間滞在。御茶ノ水で下車をすると、発病駅前のディスクユニオンに入店。いつもの病気の症状で、プログレの棚を観ていると、最後の方は、ロックと言うより現代音楽に近いアーチストが並んでおります。

 ツトム・ヤマシタが、プログレに入るのは分かりますが、なんで、プログレの棚にジョン・ケージが並んでんの?さらにはミニマルのスティーブ・ライヒとテリー・ライリーもプログレの棚に。きっと、クラッシクでなくプログレの枠で買取をしているので、並んでいるのでしょう。一般的に、日本のクラッシク・ファンとプログレマニアのどちらがスティーブライヒを聴くかと言えば後者でしょう。

 私も、ジョン・ケージやテリーライリーはパスですが、スティーブライヒはかなり好きです。この方、ユダヤ教徒なので、旧約聖書を題材とした作品もいつくかあります。その一つが「テヒリーム」。題名自体がそのまんまですね。

 所有していた「テヒリーム」(ECM版)とは、異なるバージョン(シェーンベルク・アンサンブル版)を発見。たったの800円。しかも、セール中の一割引で720円という激安で購入。

 この作品、歌詞は詩篇の原語そのまんまらしいです。四つの各楽章は、詩篇19篇、34篇、18篇、150篇がそのまま歌われています。youtubeでは画面上にヘブル語の歌詞が掲載されているので、ヘルブ語が読める方、聞き取れる方には、面白いのでは?

 現代音楽といっても、難解な音楽ではありません。以前、元ロック系ライブハウスの店長であるクリスチャンに聴かせたら、開始10秒でライヒのファンになってしまいました。ロックやワールドミュージックのファンには、意外にもヒットするかも。


 以下は私が以前から所有していたECMの音源のyoutube版。ネット上にはライブ映像などもあって面白そうです。

Thehillim 第1楽章
http://www.youtube.com/watch?v=fruY31DQvb0&feature=related

Thehillim 第2楽章
http://www.youtube.com/watch?v=GB_HOLlbj_g&feature=related

Thehillim 第3楽章
http://www.youtube.com/watch?v=_sJQ-UYqbgw&feature=related

Thehillim 第4楽章
http://www.youtube.com/watch?v=R7H_bzTn8Bc&feature=related

 他にも旧約聖書を題材とした作品があります。”proverb”は多分「箴言」でしょうし”The Cave(洞窟)”という作品はアブラハムがマクペラの墓を買う物語を題材としています。関心のある方はどうぞ。



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| ヤンキー牧師 | 音楽 | 17:56 | - | - | - | - |
レッチリでボケるも、誰一人ツッコまず・・・
 昨夜はテレビでミュージックステーションを一部視聴。中三の娘が、「レッチリが出る!」とうれしそうに語っていたからです。(レッチリとはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのことで、世界的な売り上げを誇るロックバンドらしい?です)

 娘の「レッチリ」という言葉を聞いたら、もう、ボケるしかありません。

 さっそく関西弁でボケはじめる私であります。

 「レッチリ?あれ、えーなー。フグの切り身を鍋に入れて、ポン酢ともみじおろしをつけて・・・」

 私以外の家族二名は、ここまでボケても突っ込んでくれません。放置されてしまいました。

 そこで、あまりの家族愛のなさに、抗議。

 「なんで、突っ込んでくれんのー。『それは、テッチリでしょー!これから、テレビに出るのはレッチリ』って・・・」

 この抗議も空しく終わったことは言うまでもありません。
 

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| ヤンキー牧師 | 音楽 | 16:41 | - | - | - | - |
「ペッパー警部」は性犯罪暴走ソングかもしれない?

 昨日の記事とはピンクレディーつながりということで。大ヒットした歌謡曲の中には、よく歌詞を考えてみると赤面してしまうようなものも少なくありません。その一つが「ペッパー警部」であります。昔はいちゃつく恋人が警官に注意され、それでもいちゃつきたいという恋愛猪突猛進ソングだと思っていました。思想的には、「恋愛の自由主張とそれを管理する社会秩序」というわかりやす構造で、おさえがたい恋愛欲求を賞賛しているように考えていたのです。

 ところが数年前、歌謡曲評論の書物を読んで、目からウロコ、顔は赤面であります。ペッパー警部は、公序良俗に反する性犯罪暴走ソングかもしれないという考えに至ったのであります。まずは、主人公女性の彼氏のいちゃつきについての描写が問題です。

 「あなたの言葉が注射のように私の心に沁みてくる」とは、恋人同士の甘い言葉の描写としては不自然なのです。言葉が心に沁みるのに「注射」という比喩はありえません。評論家によれば、「お花畑」などは性行為を意味する定番の比喩で、この「注射」も「性的な隠喩」とのこと。つまり、彼氏の甘い言葉の後に、「注射」という隠喩が示す性行為を予感させるというわけです。

 ということは、この二人の屋外におけるいちゃつきを放置しておくと、公然わいせつ罪に至ることが予想される状況なのであります。まさに犯罪行為にいたるその前に、ペッパー警部が二人を発見「もしもし君たち帰りなさい」と市民に対して温厚な指導をしてくださったのです。見事に公然わいせつ罪に至る前段階で犯罪を防止したのですから、アッパレ!ペッパー警部でありましょう。

 これは警察権力としては極めて正当な権力行使であります。それに対して、「邪魔をしないでね」とは、何たる自己中心的な応答でしょうか?性犯罪暴走以外の何物でもありません。

「邪魔じゃねーよ、犯罪防止だよ」
「おまえらがこれからしようとしていることは、公然わいせつ罪だろ?」
「おまえらのほうが市民の健全な生活を邪魔してんだろーが!」
「現行犯逮捕にならんかっただけラッキーだと思えよ。」
「犯罪行為に至る前に見つけてもらったたんだから、お礼を言えよ。」

 こんな思いが、心をよぎったでしょうに、ペッパー警部は、よく逆切れもせずに冷静に対処してくださったと感心します。

 というわけで、「ペッパー警部」とは、「警察権力の静止を振り切ってまで、公然わいせつ罪に至ろうとした極めて犯罪的なカップルの自己中心的な主張」を歌っていると私は解釈しております。こんな不道徳で犯罪的な歌詞を書き、小学生の女の子にまで歌わせたと、阿久悠には感心するやら呆れるやらであります。

 
 ピンクレディーも十分、人間的にも成熟なさったのですから、そろそろ、地味なスーツ着用で、ペッパー警部へのアンサーソングを歌ってみてはどうでしょう。
 
 「ペッパー警部ありがとう。若気の至りで邪魔をしないでなんて言ってゴメンナサイ。あなたのおかげで犯罪者にならずにすみました。あの時のお叱りの言葉が心に沁みてます。今は、平凡で幸せな家庭を築いています。」

 これってほとんど刑事ドラマですね。

 
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| ヤンキー牧師 | 音楽 | 11:22 | - | - | - | - |
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