命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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褒めなさい、そうすれば伸びます(1)
 今回、J+Passion分科会で強調されたことは、男性に敬意を持てるかどうかが、30代女性の大きな分岐点ということ。それに付随して、男性は女性の評価によって驚くほど成長するということ。

 本当に男性は驚くように成長、成熟するもの。もう、脱皮して、別人にようになることも珍しくありません。特にクリスチャン男性はそうですね。褒められて伸びたクリスチャン男性を「伸太君」と呼びましょう。

 女性から見ればつまらないと思えるようなプライドでも、それがとてつもない重大事で、それを傷つけられるとどんなに正しい指摘やアドバイスでも、受け入れて成長することが困難です。逆に、よい点を指摘し、評価し、励まし、信頼すると、めきめきと成長するものです。伸太君になるのです。

 先日、クリスチャン男性が未成熟になりがちという課題についてあるクリスチャン女性とお話ししておりました。私は、先輩クリスチャン男性がモデルを示すこと、教会が男性に実際的な教育訓練をすることが困難であること、何より、父親の機能が不十分であることなどを原因としてあげました。しかし、そのクリスチャン女性は、男性以上に教会の女性たちのあり方をポイントにおられました。「あなたがオムツをしていた頃から」などという話しばかりでは、教会の男子が成熟するはずないでしょう。というのがその方のご見解。なるほど、納得です。

 そこで今回は「男性を成長させるのは女性の評価」という観点でシリーズ記事を開始。題して「褒めなさい、そうすれば伸びるでしょう」。そして一回目は「誰が褒めるか?」について。

(1)まず、母親です。クリスチャンの母親が男の子の欠点や失敗ばかり指摘してマイナス評価ばかりしてしまうのは、かなりの悲劇。母親だけでもきついのに、神様にまで否定されている気分になるのかも?クリスチャンホームの場合、伸太君になるもならいかは、かなり母親次第なのでは?
 受験などで、クリスチャン男子が面接試験で自分の長所を上手にアピールできないことがあります。その原因が、母親がよい点を指摘し、評価し、褒めて伸ばそうとしてこなかったことにある場合が多いようにお見受けします。95点を差し上げたいような男子なのに、母親は100点に満たない5点分の指摘ばかりしているということが。これは、息子さんにはきついです。これでは「日本の女性は不満と文句をいい連ねる達人」と言われてしまいます。そして、その被害者を被りやすいのは女子ではなく男子。
 こうした場合、私の見解では本当の問題は親子関係でなく夫婦関係であるように思います。息子さんを自信をもったしっかりしたクリスチャン男性に成長させるのは母親の評価、しかし、それができる母親になるための前提は、妻として夫の愛の評価をいただくことでしょうね。


(2)次には教会内の先輩女性クリスチャンたちでしょう。時々、そうした女性たちを中高生男子が「教会のおばさん」呼ばわりをし、敵対視するケースがあります。単に口うるさいとか、わからずやならいいのですが、自分たちの自立や成長を妨げる存在としての評価なら、深刻な問題ですよ。
 先にあげた「オムツしてた頃から」や「あなたが小さい頃は」発言を繰り返すのは、かなりまずいと思います。「いつまでも子ども扱いしやがって」「子どもでなくなるといけないのか?」「これだから教会は・・・」「教会の交わりは俺達を大人にしてくれない・・」などとなりかねません。

 教会の先輩女性クリスチャンは、子どもの過去よりも成長した現在を評価し、これからの成長への期待を語るのがよいでしょう。「大きくなったね。たくましくなったね。しっかりしてるね。」「これからが楽しみ。素敵にクリスチャン男性になるでしょうね。どんなに神様も期待しておられるか」などの語りかけが好ましいのでは?とにかく男子には自分自身の感想より、相手を活かし成長させる評価や期待の言葉をと願うのです。

 先輩クリスチャン女性の皆さん、あなたの意識改革、言語改革が、教会内に伸太君をつくるのです。

(3)同年代の女性たちの励ましや期待も、男性を大きく成長させます。しかし、注意は必要です。特定の女子があまり褒めると「惚れてしまうやろー」現象や勘違いが・・・。つまり、信仰と兄弟愛の励ましが、恋愛感情として受け止められてしまうのです。これは男性が愚かなのではありません。実際、男性はそういうものなのですから、女性が男性理解をしていただきたいもの。

 ですから、恋愛対象となりえるような同年代の異性間では、褒める場合は、女性陣の連帯で「集合的評価」を与えるのがよいのでは?「私たちあたなのことを褒めている」「教会の女性たちの多くが期待している」「あなたは姉妹たちから信頼を得ている」など、主語を複数にしてみては?

 教会に集う男性に対してのご不満や苦言は分からんでもありません。でも、「見たまんま」「思ったまんま」の事を女性の交わりで話していては、ストレス解消はあっても、本当の解決や問題の克服には向かいません。様々な年代の教会に集う女性たちが、その語る内容、向き合う姿勢、相手への思いを少し努力して変えるなら、そして、それを継続して積み上げていくなら、クリスチャン男性たちの成長に大きな進展をもたらすと私は思います。

 不満と苦言の対象であるあのクリスチャン男性も、「未来の伸太君」を内に秘めているのです。その可能性を開花させるのは、もちろん神様でしょうが、その可能性を自覚させ、それをサポートすることを、神様は教会の交わりに期待しておられるはず。そして、その大きな役目を担うのは異性である女性たち。

 女性の言葉が男性に及ぼす影響の大きさは、女性自身が思っているレベルをはるかに超えた絶大なものなのですから。
| ヤンキー牧師 | 男性(心理と性)理解のために | 10:39 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
 集団的防衛権は評価いろいろでしょうが、集団的男性評価は支持率高そう。さっそく、コメントでの実践ありがとうございます。そちらも褒めやすく、こちらも素直に励まされます。教会の文化として流行を願いますね。
| ヤンキー牧師 | 2009/04/28 4:48 PM |
複数でクリスチャン男性をほめればいいのは新しい視点でいいですね。さすが、ヤンキー牧師様!クリスチャンの友人の間でもここは話題になってて、このブログを教えあっています。これからも新しい視点でのブログよろしくお願いしますね!みんなで期待していますね!(こんな感じでいいかな?複数だとほめやすくていいですね。ひとりだと遠慮してほめにくいですものね。すっきりほめられていいなあ。みんなで流行らせるといいですね!)
| ノア | 2009/04/28 3:44 PM |









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