命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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「ご主人と一緒に聞きましょうね」
私は時々、夫婦関係や子育て、家庭形成について教会などでお話しをさせていただきます。私が去った後に、教会の牧師が女性の信徒からよく聞く言葉、それは・・・・。

 「主人にも聞かせてやりたかった」

 つまり教会や集会の現場に夫がいなかったので、聞かせたかったということ。これは夫がクリスチャンであるなしにかかわらず、よくあることです。

 この夏、家族問題で講演をさせていただいた教会の牧師も「主人にも聞かせてやりたかった」と女性信徒から、言われたそうです。講演を録音したものを夫に手渡しで聞かせようとしている女性信徒に対して、賢明なその牧師はにこう応答したそうです。一言・・・。

 「ご主人と一緒に聞きましょうね

 この牧師、さすがです。何が問題か、何が大切かを深く理解しておられます。たった一言でそれを伝えておられます。その女性クリスチャンが牧師の真意を受け止めてくれた事を願うばかり。私なりにこの件で考えさせられたことを以下に記してみます。

(1)一緒に聞こうと思わないことが示すもの
 クリスチャンである妻が夫と共にみ言葉の前に問われる事から逃げているのかもしれません。
 既に、何かを共有したり共感したり、分かち合うことのできない夫婦関係になっているのかもしれません。
 自分が悔い改めて変る事より、夫が悔い改めて変ることによって、夫婦関係がよくなる事を願っているのかもしれません。それはどうかと思います。夫の側に99%の原因があっても妻の1%から改善すべきでは?

(2)夫一人に録音したものを聞かせるとどうなるか?
 予想するに、よほど謙虚な夫でない限り、大きな反発や抵抗を覚えて自分を変える事をより強固に拒むのでは
 こうした形では神様の前に自分が問われるのでなく、妻が牧師や御言葉を利用して普段自分に言えないことを伝えよう、自分の非を責めよう、変るように操作しようとしていると受け取られてしまいます。

 日本の家庭では夫の側に問題の原因が多いことがほとんどかと思います。「主人に聞かせてやりたい」と思ってしまう妻達の気持ちもわからないわけではありません。そう思われるのも無理はないこと。
 でも、その感情から一歩踏み出して、夫婦関係をよくするために、主からの知恵をいただいてチャレンジしてみませんか?私なりに一つの提案です。

(3)では、どうするか?
・「聞かせてやりたい」「聞いて欲しい」でなく「夫婦関係や家庭についてのいい講演があったの。一緒に聞いてくれたらうれしいわ」などでいきましょう。命令・強制でなく「お願い」です。ポイントは「うれしいわ」です。

・必ず他の事はやめて、じっくりと一緒に聞く。夫をさばく気持ちや夫が変ることを願うより、自分に対しての言葉として聞く。その真摯な姿勢に「み言葉を敬わぬ夫」であっても、影響を受けるでしょう。

・聞き終わったら、妻が先に教えられたことを話し、悔い改めたことを告げて、必要なら夫に謝り改善を約束する。

・それを受けて夫の側も、反省、謝罪、改善の約束が結果として出てくるのでは?

 大切なことは以上をテクニックやポーズでなく、よい夫婦になることを願い心を込めてすることでしょう。


 「愚かで頑なでプライドばかりの夫のために、どうして私がここまでいなくちゃいけないの!」との思いはごもっとも。でも、そう思ってしまうなら、そこで夫婦関係の改善はストップしてしまうかも。

 また、これは男尊女卑ではないと思います。「うちの奥さんにも聞かせてやりたかった」と男女が逆転する場合もあるでしょう。基本は先に御言葉の前に問われた者が、次のステップとして夫婦が共に御言葉の前に問われて、分かち合い、関係の改善をするということです。

 「主人に聞かせてやりたい

 そう心の中でつぶやいたり、言葉に出しておっしゃっているクリスチャン妻の皆さん。今回の記事が、夫婦関係の改善や夫の救いのために役に立てば感謝です。
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