命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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日本的リーダー像>聖書的リーダー像(1)
 先日、ラジオを聴いていると書籍の紹介コーナーが。担当者が「政権交代に際して是非とも日本の政治家にお読みいただきたい一冊」として、紹介したのが、「差別と日本人」(角川oneテーマ21、724円)。内容は被差別部落出身者である野中広務氏と在日である辛淑玉さんの対談。政治家にお読みいただきたい理由は弱者・被差別者の気持ちを理解できる政治ということでしょう。

 さっそくその日の午後には購入。近所の書店では、新書としては売り上げ第二位でした。既に28部突破。私個人の評価では、これまで差別問題を扱ってきた書籍の中でもベスト3入りです。差別問題と日本社会や政治との関係をいくつかの事例を挙げながら、記しているという点では、最高の書物ではないかと思っています。続いて本ブログでは取り上げたく願っています。

 今回は人権や差別問題ではなく、日本の政治と教会を貫き通す日本人性のようなものを、辛さんの文章に発見したので、お分かち。それは対談の解説として記された以下のような文章。

 一般的に日本の社会は、そのリーダーに政治的な思想性や時代に対する先見性を求めない。求められるのは、ムラの利益のために、決して「恥を外にさらす」ことなく、かいがいしく人の「世話」をしてまわることだ。そして、原理原則や公平さなどとは無関係に、とにかく「もめごとを処理する」こと。この延長線上に日本の政治がある。

 以上です。日本の政治の本質をあまりに的確に表現しすぎていて怖いほどです。

 ここで、考えてしまいました。最後の文章を「この延長線上に日本のキリスト教会がある」と置き換えても、かなり妥当性があるのではないか?と。

 牧師不祥事問題、カルト問題、教会の自浄作用喪失などの背景には、こうした「日本人が求めるリーダー像」があるのではないかと思うのです。

〇彖枩、先見性は無用で、共同体の利益第一。
内部の恥は隠し、ひたすらお世話。
8桐原則、公平性を無視してまでのトラブル処理。


 うーむ、確かにこれらは不健全な教会に見られる特徴と一致するのでは?
次回はもう少しこのことに考察を加えましょう。
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