命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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キリストが選挙に出馬したら?
 クリスチャンたちの多くが如何に聖書的でないリーダー像を持ち、それを牧師に要求しているかを考える材料として、とんでもないSFを考えてみました。もし、キリストが21世紀の日本人に姿を変え、国政選挙に出馬したらどうなるか?という仮想ストーリー。

 まず、選挙公報に掲載される候補者の経歴がまずいです。学歴は中卒。卒業後の職業経験は、大工。貧しい家庭に育ち、父を失い、母と弟妹たちを支え続けて30歳になっての出馬。苦労人であることは評価されるものの、やはり、有権者にはこの学歴と職歴には「ショボイ」と一言で、不支持。

 また、選挙演説が不評。イザヤ42章の通り「叫ばず、声を上げず、ちまたにその声を聞かせない」のです。「痛んだ葦を折ることもなく、くすぶる燈心を消すことなく」と弱者への思いやり中心の選挙運動。「まことをもって公義をもたらそう」という意図は有権者に通じません。選挙民からは「インパクトが弱い」「アピール度が低い」「選挙戦略がありえない」などと酷評

 また、リーダーとしてその容貌が不評となります。イザヤ53章のごとく「見とれるような姿」も「輝き」も「慕うような見栄え」もないのです。小泉さんのようなカリスマ性もなく、麻生さんのような突出したキャラもなく、鳩山さんのような育ちのよさもなく、小沢さんのような凄みもなく、ひたすら「キャラが弱い」と言われるばかり。


 結局、インパクト弱い、アピール度低い、キャラが立たない、カリスマ性ない、リーダーシップが感じられないという理由で、完敗と言えるまでの得票で落選であります。

 さて、クリスチャンの有権者達はこの候補者の中に、キリストとの共通項を見出し、一票を投じるでしょうか?それとも、一般大衆同様の理由で、別の候補に票を投じるでしょうか?

 そう、私たちも、キリストが示したリーダーシップとは異なるリーダーシップを牧師に求めてはいないでしょうか?カリスマ性、キャラ、アピール度、インパクト・・・どれも牧師のリーダーシップに必要のないものばかりでしょうに。

 2000年前の十字架はある意味、衆愚による落選だったのかも知れません。いいえ、あの件は自分勝手なメシア観をもった大衆の圧倒的多数票による不信任投票の結果としての不信任成立だったかも知れませんね。

 「うちの牧師がイエス様のようならいいのにー」と牧師のリーダーシップにご不満のクリスチャンの皆さん。もしかすると、牧師のリーダーシップに不満を感じる理由は、皮肉にもその牧師がキリストのようなリーダーだからなのかもしれませんぞ。

 逆に、牧師のリーダーシップに満足し、心酔しているクリスチャンの皆さん、大丈夫ですか?その牧師先生はキリストとは正反対のリーダーシップを発揮しておられませんか?

 牧師のリーダーシップについて云々評する前にすべきことがお互いにはあるのでしょう。それは「自分のリーダーシップ観は本当に聖書的か?」「自分は二千年前のあの場所にいたら不信任に一票を投じていなかったか?」。そうした自己チェックこそが、牧師のリーダーシップを評価する前の必須のプロセスでありましょう。
| ヤンキー牧師 | 権威・リーダーシップ、牧師と信徒 | 07:41 | - | - | - | - |
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