命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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浅学は人を少子化に傾かせ、深学は人を出産育児に持ち来たらす?

 先日、国際助産師の資格を持ち、大学でも教鞭をとる助産師の方(クリスチャンでない方)とお話しをする機会がありました。貴重な機会なので、質問させていただきました。

 「最近の女性たちは、出産育児に対してポジティヴですか?ネガティブですか?」

 その返答は、私にとっては意外なもの、驚きでした。

よく学んでいる女性は、ポジティヴです。しかし、あまり学んでいない女性ほど、ネガティヴです。」

 その助産師さんの評価では、あまり学んでいない女性ほど、出産に際して痛くないこと育児についても苦労をしないことばかりを考えてしまいやすいとのこと。つまり、妊娠出産育児についてマイナスイメージを持ち、その結果、苦痛回避指向が強くなってしまうのだとか。逆に、学ぶ女性たちは、出産や育児が喜びであるという情報まで到達するのだそうです。


 イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンの言葉にこんな名言があります。

浅学は人を無神論に傾かせ、深学は人を宗教に持ち来たらす

 「学がないから、おめでたくて、神などという存在確認のできないものを信じている」と、思う方こそ、実は学がないのかも?ある結婚式で、東大の名誉教授と同席しました。何でも理論物理の教授だそうで、当然、ご専門のお話しはパス。元教員なので、ひたすら、日本の教育行政への批判で意気投合しておりました。その名誉教授は、自分は特定の宗教を信仰こそしていないが、宗教には敬意を抱いており、本来、科学と矛盾するものではないと明言しておられました。ご自分の専門だけではなく広く深い見識を持つように感じられるこの名誉教授は、きっと「深学」をされてきたのでしょう。

 それと同様に、妊娠出産育児を幸福や喜びと考えているのは、あまりお勉強してないおめでたい女性たちと思ったら大間違い!むしろ、向上心をもって、妊娠出産育児について学べば学ぶほど、肯定的な思いになるのでしょう。出産育児に伴う大変さや苦痛、出産育児環境の課題などを知った上で、それをも上回る喜びや幸せを期待するのでしょう。それは、学び続けていく中で、良心的で正しい意見や見解や事実に出会うからだと思います。

 片や、向上心もなく、受身でいれば、耳に入ってくるのは、マスコミから流れてくる否定的な情報、周囲の結婚や子育ての苦労話ばかり。これでは、出産子育てを肯定的に考えられるはずはなく、とにかく、苦痛回避、リスク回避を願うばかりで、実りある豊かな出産子育て生活など、思いも及ばないでしょう。この情報化社会(特に日本のような商業主義的で否定的な情報が支配的な環境)では、あふれるような情報に対して、受身でいると、情報に支配されたり、流されたりして、事実も正しい評価も失いがちなもの。

 私なりにこのことを三つのレベルにまとめてみました。
 レベル1 妊娠出産育児について、現実を知らない →おめでたく妊娠出産育児を幸せと信じる
 レベル2 妊娠出産育児について、受身的に苦痛、リスク等の情報を得る→不当に妊娠出産育児を苦痛、負担と信じる
 レベル3 妊娠出産育児について、積極的に学び、肯定的な情報に出会う→課題は受け止めつつも、正しく妊娠出産育児を幸福、喜びと認識する

 こうした専門家の声を聞いて、私自身も学びが足りなくて、神様が与えらた出産育児の恵みや喜びよりも、罪の侵入の故に与えられたそれに伴う罪や過ちそして苦痛の方に目が行っていたかも?とチョット反省。妊娠・出産・育児に対して、否定的な思いや評価の強い女性の皆さんは、(深い諸事情をお持ちの方を除いては)、一度、この助産師の言葉で自己チェックをされてみてはどうでしょう。

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