命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
<< 全米普及率第一位 結婚心理テストのご紹介!  | main | 厚労省報告、中絶経験率15%超で、繰り返す女性が増加 >>
悪霊の雑談(3)節分考察編
悪霊A「オレ、毎年この季節になるとさー、不調なんだよなー」
悪霊B「どうしてだ?」
悪霊A「あの節分が、だめなんだよ」
悪霊B「どこがどうだめなんだよ」
悪霊A「あれって、一種の悪霊追い出しだろ」
悪霊B「まあな、災いの原因である鬼を追放してるんだろうな」
悪霊A「あれ見るとさー、オレ鬱的になっちゃんだ」
悪霊B「どうしてだよ。イエスの御名によらない悪霊追い出しなんて、痛くもかゆくもないだろ」
悪霊A「それがさー、トラウマなんだよ。節分の豆まき見てると、2000年前ゲラサで追い出されたのがフラッシュバックするんだよー」
悪霊B「同情はするけど、いくらなんでも、それは過剰反応だろ」
悪霊A「本家本元の追い出しは、使徒たちやエクソシストとはわけが違うぞ。一度くらったら、2000年は立ち上がれんぞ」

悪霊B「でもよー、節分って、オレたち悪霊には好都合じゃないか?」
悪霊A「どこがだよ、オレは毎年、2月初旬は欝状態だぞ」
悪霊B「『福は内、鬼は外』なんて、オレたち悪霊の本質が全く分かってないよな」
悪霊A「そうだな、オレたちは真の神から引き離すためなら、どんなだって喜んで運んでるのにさ」
悪霊B「逆に、神は、ノンクリが自分を見出すように、あるいはクリスチャンの成長を願って、災いと思えるようなことを起こすよな」
悪霊A「そうとも知らずに、『福は内、鬼は外』なんて、神も悪魔も分かってない人間中心のペラペラ発想だぞ」
悪霊B「だから、節分はオレたちに都合がいいわけよ」
悪霊A「こうした日本の文化に触れながら、ノンクリたちは自然に、ご利益信仰的な宗教観をもつわけよ」
悪霊B「そうすれば、オレたちの持ち込む福で大喜びして、真の神からは離れていくぞ」
悪霊A「日本で生きている限りは、クリスチャンたちも多少は、ご利益信仰的な影響を受けているってわけだ」
悪霊B「そこだよ!自分より物質的に恵まれている未信者をうらやましがっているクリスチャンや『イエス様信じているにどうしてこんなこと?』なんて言ってるクリスチャンは、おいしいよな、誘惑のしがいがあるぞ」

悪霊A「そうだな」
悪霊B「それから、クリスチャンたちが、災いと思える事は何でもオレたちのせいにしてくれるとうれしいな」
悪霊A「事故や病気、夫婦や子育ての問題も、悪霊のせいってことか?自分の不注意や不摂生、御言葉に従わないことの刈り取りを、オレたちのせいにされても迷惑だぞ」
悪霊B「何言ってんだ!迷惑どころか名誉だろ。働いてもいないのに業績にしてもらえるんだぞ。それにそうした発想は何よりありがたいだろ?」
悪霊A「そうだよなー、福=神、災い=悪魔と短絡的に考えて、自分の足りなさや、不従順や、罪を考えないなんて、何て成長の可能性のないクリスチャンかと、もう、うれしくてたまらんよ。」

悪霊B「逆にオレたちの三種の神器、いや三種の邪器には随分と無警戒だな」
悪霊A「オレたちが背後で操る、ネット、携帯、マスコミの三つのことだな」
悪霊B「災い=悪魔と単純発想でとらえていれば、オレたちの巧妙な作戦など、考えも及ばないだろうな」
悪霊A「いよいよ、有益な情報と邪悪な情報を巧みにブレンドして、三種の邪器を通じてクリスチャンたちにも邪悪な思いをどんどん吹き込んでやるぞ」
悪霊B「どうやら、2000年ぶりにトラウマも解消かな?」
悪霊A「ありがとうよ。オマエの節分評価のおかげだぞ」
悪霊B「今年は二月初旬も営業成績アップだな」

悪霊A「そういえば、オレの昔の上司、大変だったぞ」
悪霊B「どんな上司だ?」
悪霊A「あの方は、ヤコブ家担当だったな」
悪霊B「じゃあ、ヨセフを試練不条理百連拳状態にしたのはその上司か?」
悪霊A「そうそう、兄たちに殺されかけーの、奴隷として売られーの、ポティファルの妻に陥れられーの、無実の罪で牢獄生活させられーの、恩を施した献勺官には忘れられーのは全部オレの元上司の仕業よ」
悪霊B「でも、最終的には、全て益に変えられただろ?」
悪霊A「そうだよ。ヨセフの奴は総理大臣なんかなりやがって、神の民たちはエジプトで生き延びてしまうし、ヨセフも兄たちを赦してしまうし神の民やヤコブ家は衰退どころか、ますます繁栄だ」
悪霊B「何十年かけた壮大な攻撃も、すべて神の摂理の手の中にあったってことか」
悪霊A「悔しいが、オレたちはどうしたって神には勝てないさ。でも、神を信じる人間どもには勝てるぞ。そのためにはクリスチャンがご利益信仰レベルに留まってヨセフのようにならないことだ」
悪霊B「すべてを働かせて益に変える神の業を実体験したり、そうした証しに触れないで、最善を為さる神などはお題目状態にしておきたいよな。」
悪霊A「そうすりゃ、21世紀の日本には目を見張るようなリバイバルも、着実な福音化も起こらないだろうなー。」
悪霊B「そうそう、うまくいけば、あと90年は安泰だぞ」

悪霊A「そういう意味でも、改めて節分はいい風習だよなー。ご利益信仰者育成のためには格好の視覚教材だぜ」
悪霊B「『誘惑を福と見せかけ、悪魔は内に、試練を悪と錯覚させ神は外へ』。これがオレたちの騙しのテクニックだ」
悪霊A「オマエ、人間界の天才詐欺師より上だな」
悪霊B「そんなに褒めるなよ。悪霊なら人間より賢いのは当然だろ?」
悪霊A「そうだったな、まあ、オレも節分の季節こそ、その作戦で、クリスチャンたちを欺いてやるぞ」
悪霊B「まあ、節分だけにマメ(豆)にやれよー」
悪霊A「ギャグだけは人間のオヤジ並みだなー」
悪霊B「はっ、はっ、はー。さあ、仕事、仕事」


 たまには逆転の発想で、悪魔の身にもなってみましょう。今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。
 
 誘惑材料を福と見せかけ内に入れさせ、神からの愛ゆえの試練を悪として外に出させる・・・。毒を飲ませて、クスリを吐き出されるがごとき悪霊たちのあまりに狡猾な欺きに、霊界の盗聴をしながら、震え上がってしまいました。

 「福は内、鬼は外」のご利益信仰発想のクリスチャンなどは、まさに、悪魔の思う壺かっこうの餌食でありましょう。でも、これって全てのクリスチャンが目を覚まして、見破らなくてはならないことですよね。特に悪魔が暗躍するこの高度情報社会においては。

  
| ヤンキー牧師 | 「悪魔の会議」「悪魔の年賀状」シリーズ | 16:31 | - | - | - | - |
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728   
<< February 2018 >>
+ RECOMMEND
+ RECOMMEND
+ SELECTED ENTRIES
+ RECENT COMMENTS
+ RECENT TRACKBACK
+ CATEGORIES
+ ARCHIVES
+ MOBILE
qrcode
+ LINKS
+ PROFILE