命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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中絶率日本一のいわき市の教会を覚えて
 本日、クリスチャン新聞が届きました。当然のことながら、震災関連の記事がほとんど。阪神淡路大震災体験者である小平牧生先生のオピニオンは必読。愛と責任と希望に満ちています。また、被災地教会の現状がリポートされていますが、今回取り上げたいのは、いわき市の平キリスト福音教会。クリスチャン新聞でも6面ほぼ全面を割いて掲載されております。

 この教会、実は昨年訪問しており、教会名を明記せずに記事にしております。

中絶率日本一の街の真ん中で愛を叫ぶ」
http://blog.chiisana.org/?eid=1407482

 昨年、平キリスト福音教会が地域の教会外の方々と共にWATOTO実行委員会を立ち上げ。大変盛況となり、その収益の一部(とは言え、かなりの多額)を本会にご寄付いただきました。東京での奉仕があったので、受け取りに伺いました。取材も来ておられ、寄付受け取りの場面の写真と共に地元新聞にも紹介されたようです。

 さらに、この教会の青年二名は何年にもわたり駅前のヤンキー少年少女たちにも、語りかけ、中絶率日本一を悲しみながら、時には本会のトラクトを配布して命と性の大切さを伝えてくれていたのです。そのように同教会は、常日頃から地域を愛し、積極的に地域と交わりを持ってきました。

 この教会は大変活発な聖霊派の教会で、ダイナミックな証しがいつくもあります。最もインパクトがあるのは会堂の消失と新会堂の建設でしょう。これは、お聞かせいただいてた私もびっくり!

 2009年12月、同教会の会堂が全焼。しかし、保険金がおり、それに加えて地域からの支援も集まります。その一方で10代で救われた一人の信徒が祈り続けてきた祈りがありました。それは、「父がオーナーであるパチンコ店がいつか教会になるように」との祈りでした。20年近くを要したその祈りは、現実となります。会堂焼失後しばらくして父親は他界し、パチンコ店は廃業、教会がそれを購入できたのです。

 そして、与えられた大きな会堂や施設を、地域宣教のためにと願ってきたのでした。その思いは、イカピーこと五十嵐義隆先生のブログにもありますね。記事の言葉は祈り続けてきた兄弟のものでしょう。
http://www.peace-product.net/ikarashi/2010/03/post_106.html

 会堂の火災の件はリバジャパにも掲載されました。
http://www.revival.co.jp/2009/12/post-75.php

クリスチャン新聞電子版では二度もこの教会関連の記事が
「放射能におびえる・・・・」
http://jpnews.org/pc/modules/mysection/item.php?itemid=82

 「救援センターの役目担えた理由」
http://jpnews.org/pc/modules/mysection/item.php?itemid=107

 直接この教会を訪ね、肌で地域との密接な交わりや熱い宣教の情熱に触れた者として、この震災の時、思うのです。

会堂の消失も、パチンコ店の購入も、20年前からの一兄弟の祈りも、もしかしたら、「この時のため」であったのではないか?

 いわき市内は、危険地域でもないのに、救援物資の車が入りたがらないため支援物資がなかなか届かず、避難せざるを得ない状況だったはずです。それでも、森牧師はじめ、教会メンバーが教会に踏みとどまったのは、こうした経緯やこうした思いがあったからだろうと、私なりに推察しています。

 「なぜ、いわき市において同教会が、支援センターとなりえたか?」

 私は長年積み上げてきた地域との交わりが土台にあればこそと推察します。新会堂が与えられた時に確認した地域への熱い宣教の思いが、それを可能にしたと考えます。そして、それは20年前の「パチンコ店が教会になるように」との祈りから始まっていたと思うのです。一人のクリスチャンの小さな祈り、しかし、真剣な信仰の祈りを主が用いられたことを思うとき、誰もが、小さな祈りを止めてはいけないことを教えられます。

 そして、「普段から地域との関係をどう持ってきたか?」これが非常時における教会のあり方を決めることをも教えられます。

 「会堂焼失」という「災い」は、「より大きな会堂」という「益」に変えられました。同じように「すべてのことを働かせて益として下さる」神様はこの震災、原発事故という災いさえ、この教会を発信源として用いて、いわき市への益に変えてくださるのではないかと期待をしています。

 「罪の増すところに恵みも増す」と聖書は一見極めて不合理な恵みの世界を、私たちに示します。

 中絶率日本一のこの市に、訪れたこの災害は、「天罰」でもなければ「神の警告」でもないでしょう。それは、遠大なる神の摂理の中では、やがて主の御手によって、と変えられるための恵みの一素材なのかもしれません。

 兄弟に妬まれ、憎まれ、殺されかけ、奴隷に売られ、騙され、無実の罪で投獄されたそれらの災いさえ、神の民を飢饉から救うをもたらす材料であったように。神の一人子が、同じく妬まれ、憎まれ、裏切られ、辱めを受け、無実の罪で死刑とされた人類最悪の災いが、十字架の救いという人類最高の恵みを生み出したように。
| ヤンキー牧師 | キリスト教会(出来事・情報) | 21:37 | - | - | - | - |
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