「ぼく、これまで1500人の女と寝たのですが、一度も満足したことがないんです」
モノにした女性の数を男の勲章と信じて「100人斬り」と自慢したり、「生涯1000人斬り目標」と豪語している男性が、世の中にはおられるとか。体験人数を増やすほど、満足度が低くなるとしたら、これは、「性の求道者」ではなく「性における自傷行為」「性における自爆テロ」であります。次なる満足を求めながら、より満足を失うのですが、自らにマイナスをもたらすわけです。
山城新吾さんは、優れたタレントであり、時事批評や人権発言では評価できる面も多い方でしたが、一人の男性としてはとても残念な方でした。結婚後も女性問題がなくならない山城さん。同じ伴侶と二度の離婚。娘さんは母を苦しめた父親が結婚式で共にバージンロードを歩くことを拒否。山城さんにとっては、大変な悲しみ同時に自業自得を突きつけられます。晩年は家族を失いながら、寂しい老後だったようです。
そこで、思うのです。男性にとっての性生活満足度、それは体験人数が分母、満足人数が分子ではないか?と。
ですから満足度を高めるためには、まずは、分母を増やさないことです。結婚までは「0」をキープ。結婚後には「1」をキープすることでしょう。同時に、満足人数を、分母と同数にすることです。ですから、結婚後に妻との性生活を充実させていく努力をすること。私はこれこそが、「性の求道者」であり、確実な「性生活満足度向上」方法だと思うのです。
分母が1500で、分子がゼロ。これは悲劇です。「紀香はおばんや」と言いながら、浮気しまくりで、結婚破綻した某お笑い芸人などは、まさに「性における自爆テロ」でありましょう。結婚前の性生活を切り替えることができず、一人の女性を愛し共に人生を生きられない男になってしまっていたのでしょう。いわば「ばら蒔きセックス」が「相互独占条約」にそう簡単に切り替わるわけがありません。
生活習慣を変える事はなかなか困難です。最も変化が困難な生活習慣の一つは性生活です。結婚前の多人数との性関係は、どれだけ「相互独占条約」である結婚に悪影響を及ぼすかわかりません。
そう考えますと、「姦淫するなかれ」「不品行は罪」とする聖書教えは、最高の性生活を、与えようとする神の愛の命令でありましょう。決して、楽しみをお預けにして、私たちを苦しめ、不自由にするものではないことを思います。
男性読者の皆さん、まずは、「目指せ、最小分母キープ」であります。