命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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「愛妻家、なりたい時には認知症」〜故長門裕之さんに学ぶ

 長門裕之さんがお亡くなりになり、葬儀がされたようです。葬儀の場でも下ネタ系弔辞やら、女性関係をうらやましがる声など、異例の様子。長門・南田夫妻は、ずっと芸能界を代表する「おしどり夫婦」として知られていました。

 しかし、長門さん自の女性関係暴露的内容の著書が、出版され、「おしどり夫婦」が虚偽、つまり演技に過ぎなかったことが判明。晩年は奥様を苦労させた償いの気持ちもあってか、認知症となられた洋子さんを約四年間介護。その様子のドキュメントタリー番組化は賛否を両論で話題となりました。

 芸能人としての価値を除外して、「一人の男性」として、こうした長門さんの生き様をどう評価すべきでしょう?女性たちの中からは、「散々奥様を泣かせてきて、晩年の四年間の介護でチャラになったと思うなよー!」との声も多いのでは。

 「親孝行したい時には親はなし」と言います。自らが親となり親の心を理解し、恩返しをしたいと願いながらも、多忙で実行ないままで過ごし、ようやく親孝行の時間がとれそうになれば、親はこの世にはもういないことも。

 同じように「愛妻家、なりたい時には認知症」なのでしょう。ようやく人間として成熟し、浮気心も卒業し、最終的に人生のパートナーであり、苦労をかけた妻を大切にしようと思う頃には、既に妻は認知症ということも。

 真実なお詫びや妻への愛も、妻の意識は不明瞭で応答してもらえません。「もっと、早くしておけば、妻の笑顔が見れたのに、赦してもらえて心安らかになれたのに・・・・」、そう悔いる男性もいるのでは。

 もちろん、認知症になるのは、男性も同じこと。いいえ、女性の方が、平均寿命が長いこともあり、多くの場合、夫の方が妻より先に認知症になるのでしょう。「苦労をかけた妻にいつかお詫び、和解、恩返し」と思いながらも、実行できぬまま認知症進み、妻の介護を受ける男性たちも。

 中高年の夫たるもの、妻に悪いと思っているなら、今、お詫びして赦してもらいましょう。妻に対して償うべきことがあるなら、今日から、その償いを実行しましょう。妻に苦労をかけたと思っているなら、今晩にでも、その気持ちを告げて感謝を伝えましょう。

 多くの妻たちが、それを先延ばしにしている夫の不誠実に、苦しんでいます。「本物の夫婦ではない」との不満を持っていたりします。ごまかしや建前など取っ払って、一日も早く、妻が満足し、本物といえる夫婦になれば、いいでは、ありませんか!それを先延ばしにする程、男のプライドとやらは価値があるのでしょうか?

 「いつか」「そのうち」と言っているうちに、夫婦は老いてゆき、どちらかが認知症状になるかもしれませんから。

 自分も含めて、既婚者男性は、故人となられた長門裕之さんの生き様から、学ぶべきでしょう。

愛妻家、なりたい時には認知症

 

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