命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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嫁と姑(3)嫁姑問題と夫婦問題と子どもの自立不足の密接な関係
 この三者は極めて密な関係にあると思います。嫁姑の間で永世中立国となるスイス夫に妻は失望します。当然です。日本の場合は、女性が家を捨て、故郷を離れ、母教会も離れて夫の家に入るという形が多いのに、唯一の味方と期待する夫が、自分の味方か母親の味方か不明では、あんまりです。それに、心理的に母親から自立していない夫を尊敬するというのもかなりきつい話です。 

 夫への期待や信頼、尊敬を失った妻は、夫に注ぐべき愛を子どもに注ぎます。例によってその愛は過保護か過干渉へと変質し、子どもの自立を妨げたり、健全な成長を歪めたりです。そうでなくても、向き合わない夫婦関係は、様々な問題を生み出しかねません。夫婦で向き合えないと、多くの場合、男性は仕事、使命、趣味などに妻に注ぐべき愛を転化してしまいます。女性の場合は、夫に向ける愛を子ども、特に男の子に注ぎ、過保護や過干渉によって子どもの自立を妨げます。そして、母子密着を起こし、子離れができず、結婚後の息子夫婦にまで干渉し、深刻な嫁姑問題を引き起こすことも。

 実は、深刻な嫁姑問題の背景には、親離れできない夫、子離れできないその母親だけでなく、夫の両親夫婦の関係があるケースが多いように観察するのですが、どうでしょう?

 つまり、嫁姑で苦労した女性が、息子と子離れできず、次の世代には嫁を苦労させる姑になってしまうという悪循環は、よくあることですし、ある意味必然かもしれないと思うのです。

 「嫁姑問題」→「向き合えない夫婦」→「子離れしない母と親離れしない息子」→「子離れできず息子夫婦に干渉する姑と結婚しても妻を優先できない息子」

 こうした悪循環が世代を超えて繰返されているのが、家庭内における人間の罪の現われであろうと思うのです。「クリスチャンこそが聖書のみことばに従うことで、この悪循環を断ち切れるのに・・・・」と残念でなりません。

 創世記2:24によれば、親子は離れるべき関係、夫婦は一体となるべき関係。ただ、この原則を守るだけで、こうした悪循環は断ち切れるはずですのに・・・・。
 
 ある牧師が言いました。「アブラハム、イサク、ヤコブの家庭は三代続いて機能不全家庭です」

 20代でこれを聞いた時は、「とんでもない決め付け」「そうかもしれないが言いすぎ」と思いました。30代で思い出した時は、「なるほど、そうだなー」とかなり同意するようになりました。40代前半ではこうした家庭を祝福の基としてくださった神の恵みに眼が行くようになりました。40代後半には、「よくぞ、聖書はこうした信仰者家庭における闇の次世代継承の事例を描いてくださった。実に牧会現場で役立つなー」と感謝するようになりました。 

 現代日本の家庭(クリスチャンホームも例外でなく)の問題の本質は、聖書が描く問題家庭と大いに共通しているはずです。しかし、残念ながら、そうした問題意識で読まなければ、あるいは聖書読者が家庭問題に福音の光を入れる意志がなければ、家庭に関しての聖書の真理は開かれないままなのでしょう。

 このシリーズが現実の家庭問題に、福音の光を歓迎するきっかけとなったり、今まで避けてきた家庭の問題に向き合う勇気を持つ一助になれば感謝なことです。
| ヤンキー牧師 | 夫婦相互の課題と成長 | 09:57 | - | - | - | - |
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