命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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自立を忘れた子育ては後ろの山に捨てましょう(1)
 「歌を忘れたカナリヤは後ろの山棄てましょか?」と問われれば「いえ、いえ、それはかわいそう」と答える生命尊重系唱歌があります。期待された機能を果たさなくなったら棄てるとは、やはり人間側の身勝手、いのちに対して不誠実なのでは?歌を忘れても飼い続けるのが責任だと思う私です。

 そんな私ですが、「自立を忘れた子育ては後ろの山棄てましょか?」と問われたら、「どうぞ、どうぞ」とダチョウ倶楽部のギャグのごとく、右手を差し出し、強力なフォローをしたいです。「いえ、いえ、それはかわいそう」などとは微塵も思いません。本当にかわいそうなのは、そうした子育てを棄てる親ではなく、その時点まで自立に向けず育てられてきた子どもの方なのですから。

 ある方からお聞きした話しでは、何でも親同士の婚活パーティーがあるのだとか。驚くべき事は、「娘にはどんな男性がいいかしら・・」「息子のふさわしい女性を・・・」と親が保護者のように同伴するのではありません。結婚する当人が来ないのです!親同士が娘や息子の資料を手に、情報交換し、適切な相手を見つけようとするそうです。

 「父母を離れて一体となる」とあるように、親離れが最高の結婚準備であります。著しい自立不足の結婚希望者などは結婚不適応者と言ってもよいでしょう。特に、婚活まで親任せにできるほど、親に依存的で、親の意向で人生を決めるような人間に、結婚する資格はないとさえ私は思います。

 「自分の責任で選び、その結果責任も自分で負い、他者に責任転嫁せず、親に尻拭いは期待しない。」

 これは、大人として、特に結婚をする者として、身に付けておくべき「人生における基本姿勢」でありましょう。

 「親に選ばせ責任は親が取ってくれると期待し、うまくいかない場合は、相手や親のせいにできる」

 「親だけの婚活パーティー」などと聞くと、こんな危惧を抱かずにはおられません。


 厳しい雇用状況や今の就職活動の実態を考えれば、就活に親が一定協力するまでなら、私は許容範囲だと思います。しかし、「婚活を親が主体的に行う」などは、まさに「自立を忘れた子育ての延長戦」そのものだと思えてなりません。

 どこまでも、子どもを自立させず、親自身の安心と引き換えに子どもをスポイルしやすい現代日本の家庭教育であります。このことが子どもの結婚にまで、延長されると、それは「子どもが子どもを育てる」という悪循環に陥り、世代を超えた深刻な問題ともなりえるでしょう。


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