命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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小さないのちを犠牲にしての芸能活動?
 石川県でも中日スポーツは売っております。我が軍の不調を痛みながら、芸能面を読めば、故大原麗子さんの記事。それによれば、弟さんが生前の大原さんについて記した書物を出版するとのこと。その中には壮絶な秘話が。

 森進一さんとの間に第一子を授かった大原さんは、芸能活動を優先するため、夫には内緒で中絶をしたというのです。これは、壮絶なまでの大原さんの女優根性を示しているのでしょうし、きっと、家庭的に恵まれなかった大原さんにとって、この決断に至るまでには、大変な葛藤があったことでしょう。

 当時は今のように、結婚育児のために女優休業できるような業界の体質でもなかったのだろうと予想します。出産に向かえば、お世話になった方々に絶大なご迷惑と不利益をもたらすような状況もあったのでしょう。真鍋かおりさんが暴露したように未だに「妊娠したら中絶」を契約事項にさせられる芸能事務所があるのですから、当時の大変さが伺われます。

 こうしたことは氷山の一角でありましょう。「芸のためなら女房も泣かす」男性芸能人や「芸のためなら芽生えたいのちも惜しまない」女性芸能人は、今も決して少なくないのでしょう。日本における芸能活動は、いのちと性の尊厳を踏みにじりながら進められてきたと言ったら言いすぎでしょうか?そうした性の命の尊厳を踏みにじった上での優れたパフォーマンスを私たちが、享受しているとすれば、自分自身もやりきれない思いがします。

 大原さんの苦悩は受け止めながらもやはり思うのです。妊娠しても生むことに葛藤が伴うことは多分、事前に分かっていただろうにと。そして、そうした予想にたって夫婦でお互いのライフスタイルや芸能活動について話し合い、それを共有し、家族計画などをしなかったのだろうか?と。中絶の事実の次に残念なことは、夫婦でこのことが共有されなかったこと。内密での中絶は大原さんの夫への思いやりだろうと好意的に受け止めることはできますが、もともと重要なことを話し合い共有できない夫婦関係だったとしたら残念だとも思うのです。

 特に今の60代以降の世代の夫婦の場合は、中絶問題の背景には、向き合えない夫婦関係、対等でない男女関係、妊娠出産という重大事さえも共有できない結婚関係という課題があると指摘されます。

 日本における中絶数の多さの一因は、既婚者である夫婦間の中絶の多さにあります。そこにあるのは、大切なことを大切なこととして、向き合って話し合えない夫婦関係があるとよく指摘されます。中絶防止のためには、いのちへの責任を自覚した性のあり方はもちろんのこと、聖書が描く「親密な交わりに生きる対等なパートナーシップ」とう結婚観を証していくことの大切さを思わされました。 


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