命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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異性間の師弟愛にもご配慮を?

 異性間の友情成立の困難さと異性間の兄弟愛については、既に論じました。今回扱うのは、異性間の師弟愛であります。

 まずは、クイズです!「マラソン、レスリング、柔道、サッカー」。これらのスポーツの共通点は何でしょう?

 正解は、ここ数十年で女性にも開かれたスポーツです。これらの女子スポーツは、歴史が浅いので、女性の指導者はまだ、育っていません。ですから、男子を指導していた監督やコーチが、女子の指導にあたるわけです。

 男子も女子も、指導するスポーツは同じですから、基本や技術的などは大きく異ならないようです。しかし、指導する相手が男子と女子では、指導者の接し方が大きく異なります。男子への指導者が女子を対象としたとき、問題となることの一つは、実は、女子選手間の嫉妬だそうです。このことは多くの女子スポーツ指導者が経験するそうです。

 長年男子の指導にあたり、初めてある女子スポーツの指導をした監督は、選手たちから、「監督は〇〇さんや××ちゃんなど、かわいい子にばかりに声をかける」との非難の声を聞きます。最初は全く実に覚えがないので、「とんでもない」と全面否定

 しかし、落ち着いて冷静に自分がよく声をかけている選手を考えてみると、容姿のかわいい選手や自分が異性として好感度を持つ選手に偏っていることに気がついたのです。つまり、無意識にも選手を異性として見ており、関心のある選手に偏って接していたのが事実だったのです。

 自分は監督であるのに、選手のチームワークを乱していたことを認めます。選手からの苦情や非難が正当だと分かったその指導者は、それ以来、意識的に関心のない選手に、優先的に声をかけるようになり、チームに一致がもたらされたそうです。

 男性は無意識のうちにも、女性を異性として認識してしまうようです。純粋なはずの師弟愛であってもそうした要素が混入してしまうのです。恋愛や性の対象となど考えなくても、女性に平等に接することが困難なのが多くの男性たちの現実。だからこそ、教会の交わりの中では、異性をまず、兄弟姉妹として見るような意識的な価値転換の努力も必要かと思います。
 
 そういえば、若き草食系?(たぶん)独身伝道者であったテモテに、パウロは勧めていています。「年とった婦人たちには母親に対するように、若い女には真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなさい。」(テモテ5:2)

 多分、独身であった先輩パウロは、自らも若い女性を異性として見てしまいがちな男性の弱さを、自覚して、弟子であるテモテを諭しているのでしょう。

 特に男性の指導者とその指導の下にある女性の場合は、どんなに純粋、安全に思えても、どんなに強い信頼関係にあったとしても、一定の距離感をとり、通常の男女間のマナーは必要かと思うのです。「性別を超えた師弟愛などない」とは言いませんが、「そこに危険性が全くない」とも言えないでしょう。

 中高生や青年などに、「男女だから・・・」と距離感の必要を説くと「そんな思いはないから・・・」「兄弟姉妹、師弟関係だから・・・」と言われたり、「そんなこと考えるのが方が不純」と逆切れされることも。でも、前回と今回の記事で考えてくださればうれしいです。

| ヤンキー牧師 | 男性(心理と性)理解のために | 17:02 | - | - | - | - |
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