命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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クリスマス前は人権週間(2)強制連行と奴隷労働
 最近MUSIC MAGAZINEの増刊で「プロテスト・ソング・クロニカル〜反原発から反差別まで」という書物を中古で購入。今年の夏、つまり3.11以降の発売なので、原発関係はとりわけ充実しております。

 プロテストソングが紹介されているのがその一つが何と!先日「いのり☆フェス」でお会いした沢知恵さんの弾き語りの曲が!沢知恵さんは日韓ハーフで両親とも牧師。私もこの方を十分存じ上げなかったのです。詳しくはwikipediaをがご参照下さい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%A2%E7%9F%A5%E6%81%B5

 プロテストソングとして取り上げられているのは、「りゅうりぇんれんの物語」。これは同名の詩を、沢さんがピアノの伴奏にのせて、70分にわたり、朗読するとうもの。主人公のりゅうりぇんれんにいても詳細は、wikipediaで。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8A%89%E9%80%A3%E4%BB%81

 こちらにはCDの紹介と詳しい物語の内容が記されています。
http://www.jca.apc.org/stopUSwar/notice/sawa-tomoe.htm

 雑誌Ministryでご一緒させていただいている某牧師先生は沢さんのファンだそうで、ブログ記事のなかで、この作品に触れておられます。
http://megumiboxy.exblog.jp/10011145/

 私は大人になってある時期まで、日本には奴隷制度やそうした事実があるとは思っていませんでした。しかし、ある時に日本が他国でその国の人を拉致したり、騙して連れてきて、奴隷労働させた事実があることを知り、大変なショックを受けました。

 朝鮮半島からの強制連行については歴史的事実としての有無が議論されるようですが、少なくとも、この詩が扱う内容となった中国からの強制連行と奴隷労働は事実であります。

 1944年に労働力として強制連行された一中国人。彼は新婚で身重の妻がいたのにです。北海道での炭鉱労働は、奴隷状態で、逃亡すれば、リンチという状況。四名で逃亡するも、彼一人のみ逃げ続け、14年間を北海道の原野で過ごします。戦後となったことも知らぬまま・・・・。

 先に紹介したブログにもあったのですが、私も思いました。横井さんや小野田さんは知っているのに、どうして自分は知らなかったのか?恥ずかしいと。自国人なら、報道し、他国人なら隠そうとするのか?敗戦者としての被害者意識を共有できるなら、共感できて、自国が加害者の立場なら黙殺しようとするのか?いろいろ考えさせられました。北朝鮮による拉致は批判されて当然でしょうが、まるで自国がそのようなことをしたことがないかのような、認識で批判することがあってはならないでしょう。

 強制連行の有無とは関係なく、朝鮮半島から来た人々や被差別部落出身者、アイヌ民族などが、炭鉱やトンネル工事等で、奴隷労働を強いられ、死ねばその場に埋められていくような現実があったのです。こうした目を被いたくなるような罪や悪の現実を認めることから、本当の意味での人権尊重や国際交流が始まるのだろうと思います。
| ヤンキー牧師 | 人権問題 | 17:25 | - | - | - | - |
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