2011.12.09 Friday
内柴正人容疑者に、女子学生中絶の容疑も
準強姦容疑で逮捕の元オリンピック金メダリストの内柴正人容疑者。週刊誌の報道をいくつか読むと、事件発覚前からの教職員としての不適切な言動の数々が、今になって伝えられています。学生の間では、容疑者が複数の女子柔道部員と性的関係を持っている事は、かなり信憑性の高い情報として知られていたようです。
そうした中で、とりわけ心を痛めたのが、内柴容疑者と関係をもった女子学生の中に、体調不良で大学に来なくなった学生もいるとのこと。このことは、学生の妊娠と中絶を予想させます。学生の間では、「中絶したのでは?」との話になっているかのような報道です。女子学生のことを考えれば、事実を突き詰めることはどうかと思いますが、もし、そうだったらと思うとやりきれない思いです。
容疑や一連の報道が事実であるとすれば、そもそも女子学生を指導する者として適正に著しく欠けていたということでしょう。女子学生を人格として対することのできない者に、教育者の資格はありませんから。多くの大学で男性教員と女子学生の関係は、課題とされ、様々なルールが作られたりしているようです。該当の大学では、そうしたルールなどがあったのでしょうか?
女子への指導者としての適正や、以前からの女性問題などがチェックされず、ただ、学校運営の目玉のようにして、金メダリストを採用していたとしたら、「経営>教育」であり、教育機関としてまさに本末転倒でしょう。
もし、複数の女子学生の性的自由を侵害し、その人格の尊厳を破壊し、なおかつ、結果として芽生えたかけがえのないいのちを闇に葬らせていたとすれば・・・・。
柔道選手としては金メダルにふさわしい世界一の柔道家であったとしても、一人の夫、父親あるいは、教育者としては出場資格すらない失格に相当することでしょう。