命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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野田聖子議員のいのちに対する責任意識

 野田聖子議員の代理母出産についての本ブログの記事は、かつて朝日新聞系のネットで、「注目のブログ記事」に選定される過分なご評価をいただきました。未だに、注目のブログとして掲載されており、感謝感激であります。それがこちら。

 注目のブログリンク一覧(朝日新聞・webronza)「野田聖子議員、養子縁組を断念しての代理母出産」
http://webronza.asahi.com/blog/

 該当する記事がこちら。
「野田聖子議員、養子縁組を断念しての代理母出産」
http://blog.chiisana.org/?eid=1402381

 代理母(卵子は代理母である白人女性のもの)による出産について、批判的に記した記事であります。しかし、最近報道されている野田聖子議員のあり方は評価すべきかと思っています。

 最新号の「女性自身」には、野田聖子議員の手記が。タイトルは「野田聖子11ヶ月長男の闘病告白〜7回の手術で右半身マヒに」というもの。

 記事の概要はこちら。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111213-00000305-jisin-ent

 野田議員は、長男が代理母の胎内にいる時点で既に、複数の重い障碍を持っていることを知っていて、受け止めました。(事実婚の夫の精子と代理母の卵子の受精によるものなので、50歳の卵子であることと障碍の因果関係はないでしょう。)野田議員について一貫しているのは、血縁関係のない養子も、障碍を持つ子どもも、「わが子」として受け止め愛し育てていこうという思いと姿勢です。代理母には個人的に大反対ですが、この点については部分的に評価したいと考える私です。

 なぜなら、残念なことに、不妊治療に励みながら、ようやく授かったいのちに障碍発覚となれば、中絶してしまうケースは少なくないからです。私の知り合いで、不妊治療で高い評価を持つ未信者の産科医は、不妊治療に成功したのに障碍を理由に中絶するケースが一番辛いとお話しくださったことがあります。

 それは、「注文どおりでないから」「規格外品」とまるで、いのちを商品化しているようです。

「子どもは親を選べないのに、親は子どもを選んでよいのか?」
「障碍をもった胎児は生まれてくる資格がないのか?」
「その資格は親が認めたり、認めなかったりするものなのか?」

 そんなことも思います。

 自由に面会もできない息子、共に家庭で暮せないわが子、生まれてきたいのちをそのままで受け止め、愛し、育てようと願うその姿は、真実だと思います。

 代理母や夫以外の精子による不妊治療については、私は批判的です。しかし、どのような方法であっても生まれてきたいのちは、かけがえのないものです。一旦芽生えた人命は、無条件で尊厳があるのです。障碍の有無に関係なくそうなのです。苦闘や葛藤はあるでしょうが、そのままで、受け止め、愛し、育てるのが、親の責任であり使命のはず。

 不妊治療を重ねながら授かったいのちに障碍があれば、中絶・・・・。そんなやりきれない事例を念に数件ほど、扱っているので、よけいに、野田議員のこうしたあり方が、不妊治療にチャレンジしている女性のよきモデルになればと願っております。

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