命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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宮本晴美さんとまたお話しました(3)

 宮本晴美さんが、願っているのは、娘さんに対しての性暴力加害者であったK元牧師の悔改め。昨年、K牧師が所属していた教団の総会後、宮本さんは同教団の牧師らと共にK元牧師を訪ねますが、真実な悔改めはありませんでした

 それどころか、以前から幼稚園経営をしたいたのですが、近年は牧師として教会を始め、説教などの奉仕をしているのだとか。宮本さんは性暴力を行い続け、真実に悔改めない人物が牧師を自称して、教会を運営することが、許されてしまう現実に全く納得がいかないのです。

 この現実に納得するクリスチャンはまずいないでしょう。でも、現実はこうしたことが許容されてしまっているのです。性暴力事件を起こした牧師そのまま教会で働きを続けているケースがあります。残った信徒はその牧師を、受け入れ認めているようです。元の団体と教会を去りますが、近隣で新たな教会を単立としてスタートするというパターンもあれば、海外にわたり、牧師として働きを継続したり、別の団体に移り国内で働きを継続したりといろいろです。本当に極一部ですが、そうしたケースを見聞きします。

 問題は、客観的に評価できる謝罪や悔改め、また被害者が納得できる謝罪と悔改め、償いや和解がないまままで、牧師の働きが継続されていくことでしょう。残念ながら、単立や所属団体を離れるなら、これができてしまうことも、これを禁止することもできないのがプロテスタント教会の現状でありましょう。もちろん、団体を離れた牧師を責任をもって続けてフォローしようとする団体もあれば、単立の牧師の場合も、主にある友として、交わりの中で悔改めに導こうと努力される牧師もいらっしゃいます。しかし、法的根拠がないので、大きな限界があることも事実。

 牧師による性被害を受けながら、加害者牧師が認めない、悔改めない、一方的な謝罪で済ませて牧師を続けているなどが、まかり通っている事実自体が、さらに被害者女性を苦しめていることは、読者の皆様に知っていただきたいです。悔改めも和解もない加害者牧師が、それなりに働きを継続し、教会を牧していることを見聞きし、被害者女性とその周辺は、ある意味、次の段階の苦しみを味わい続けるわけです。

 私自身も、そのように、苦しみ続けている女性クリスチャンの声を直接間接、何人かの方よりお聞きしております。同時に、団体や交わりを離れて牧師が働きを継続する場合、それを禁止、規制することができない教会論や組織の限界も一定理解しているつもりなので、やりきれない思いでいっぱいです。

 宮本さんは、そのことの故に今でも、被害者として苦しみ続けている一人です。21日は、電話ではなく、生の声で、そうした問題提起を聞かせていただけることを感謝しています。

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