命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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恋愛>結婚がもたらすもの(2)
  恋愛>結婚ということは、恋愛が結婚に戦いを挑んで勝つ可能性があるということです。結婚が、恋愛に対しての絶対的防御壁にならないというわけ。結婚という盾に、恋愛という矛を突き刺しているというケースが起こるのです。つまり、既婚者に対して、未婚者がアプローチしてよいという価値観が生まれます。

 そこで、近年起こっているのが、既婚者男性が独身女性からモテルという不思議な現象。20年程前は、結婚するとバレンタインデーのチョコは激減するのが常でした。高校教師をしていたので、同僚も自分もその通りの体験をして、女性の賢さと結婚したことの意味を思い知らされたものです。

 ところが、最近、ある既婚者クリスチャンから、びっくりするようなご報告と体験談をお聞きしました。クリスチャンである彼は結婚したら、一転もてるようになって驚いたというのです。それまでは、悲しいほどモテなかったので、その激変がショックだったわけです。結婚一ヵ月後に、独身女性から告白されて、「僕が最近結婚したの知っているよね?」と確認したら、当然、知ってのアタックだったそうです。もちろんクリスチャンである彼はその申し出に驚きながらも、きっぱり断りました。

 彼自身の分析では、既婚者の方がもてる理由は、「既婚者の方が、女性に対して余裕がある」「女性に気配りができる」「結婚を求められない気楽さがある」「より信頼感、安心感がある」などとのこと。

 それらの多くは未婚女性にとっては、事実だろうなとも思います。ある女性たちにとっては、既婚者男性の方が魅力的に思える気持ちも理解できないわけではありません。しかし、既婚者へのアプローチを「ルール違反」「人の道に反する行為」と考え、思いとどまらないわけです。そしてこのことの根底にあるのが「恋愛>結婚」との価値観であり、それが社会的に形成された合意とされつつある風潮かなと思うわけです。

 それは、売約済みで既に他人が住んでいる家に住もうするとか、ある球団と契約したプロ野球新人選手を別の球団が入団するよう勧誘するとかいう行為と同じはず。いずれも契約関係にある両者の間に割り込む不正行為、反社会的行為であります。そして両者の合意で、他者に属するものに自分の所有権を主張するのですから、分かりやすい話、「泥棒」なのです。

 多分、ある世代から下の方々には、「結婚=契約」「相互独占契約とその責任遂行」との観念自体が欠落しているのでしょう。既婚者に罪悪感なくアタックする女性たちの結婚観は、「結婚=恋愛の制度化、法的保護」あるいは「家族形成バージョンの恋愛」程度なのでしょう。

 結婚後にモテ期がやってくる男性たち・・・・。ちょっと理解しがたいのですが、これも、「恋愛>結婚」との価値観普及がもたらした逆転現象の一つではないでしょうか?
| ヤンキー牧師 | 聖書的恋愛論 | 16:03 | - | - | - | - |
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