命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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恋愛弱者に優しい?韓国社会

 昨日はホワイトデーでありました。こんな「なぞかけ」をラジオで聞きました。

 ホワイトデーとかけて、
 白夜の花火と解く 
 その心は・・・・
 暮れないので上げられません

 あまりに美しくも情けない傑作に感動。


 キリスト教文化圏には、バレンタインデーはあってもホワイトデーはないらしいです。バレンタインデーがすっかり日本社会に根付いたのも、近年ホワイトデーまで当然となったのも、ひたすら商業主義の故。しかし、それに乗ってしまう国民性も問われるでしょう。

 午前中、移動中の車中、ラジオで聞いて驚いたのは、韓国人の国民性。パーソナリティーのつボイノリオ氏によれば、韓国人は、記念日が大好きだから、バレンタインデーに始まり、次から次へと各月の14日を恋愛関連の記念日にしたのだと解説。

 韓国では3月14日のホワイトデーどころか、4月14日はブラックデーだそうです。この日はバレンタインデーもホワイトデーも失敗に終わった男女が、黒い服を着て、黒いソースのかかった韓国麺を食するそうです。この日のこの行事が、カップル誕生のきっかけになることもあるとのこと。

 さらにブラックデーでも残念な男女のためにあるのが、5月14日のイエローデー黄色い服を着て、黄色いカレーを食するのだとか。これも出会いのチャンスになるそうです。ブラックだのイエローだのつボイノリオ氏は「風水か!」と突っ込んでおりました。

 つボイ氏の解説を聞きながら、思ったのです。これは単に韓国の国民性だけが要因とは言えないのでは?と。さらに別の大きな要因があるのでは?と。そして、考えたこと。それは、もしかしたら、この二つの記念日は、韓国社会における「恋愛弱者救済システム」として機能し、社会的ニーズに応答しているのでは?ということ。単に国民気質だけで、ここまで強烈な記念日が定着するとは思えません。きっと社会に潜在していたニーズとこの記念日が与える恩恵が、マッチしたのだろうと、社会学的考察。

 恋愛という世界は良くも悪しくも「競争社会」。特に韓国社会は外見の美醜が強く評価されると聞きます。だとしたら、いよいよ競争社会は厳しいもの、必ず、弱者や敗者が生まれます。そこで必要になるのは、競争社会と共生社会の両立。弱者と敗者も共に恋愛の世界に生き、そこで恩恵を被るためには、救済システムが必要とされます。その意味でブラックデーとイエローデーは恋愛敗者にとっては二度の敗者復活戦であります。そして、恋愛弱者にとっては、二度のボーナスチャンスとなるわけです。

 これは「恋愛弱者にやさしい韓国社会」と評価できるのかもしれません。少なくとも「日本でも」と願う男女は少なくないでしょう。もしかすると、昨今の韓流ブームに乗って、日本でもブラックデーやイエローデーが普及するかも。きっと、普及の先頭に立つのは、味噌煮込みの山本屋、ジャージャー麺やイカ墨スパの日清製粉、そしてカレーでおなじみのS&Bかハウスとなるでありましょう。

 でも、きっと、既に会社の企画会議で没になっているんでしょうね。
 

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