命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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夫の栄養源は妻の褒め言葉、妻の栄養源は夫の愛(下)
 夫の栄養源が妻の褒め言葉なら、妻の栄養源は夫の愛情であります。妻が夫から愛情実感をできないと男性とは別の問題が生じます。妻たちは夫に向けるべき愛情や関心子どもに向けてしまいます、するとその愛は過保護や過干渉になり、子どもの成長と自立を妨げてしまうわけです。また、夫が自分の母である姑より、自分を優先していないと思う妻は、必要以上に嫁姑問題で苦しみます。そのことは夫婦関係や母子関係にも、悪影響を及ぼすでしょう。

 逆に夫からの愛情実感を得ている妻たちは、夫に愛情と関心を注ぎ、子どもには適量の愛と関心を持つでしょう。「子どもは夫婦愛のおこぼれで育つ」などと言われる通り、それは子どもの成長と自立を妨げず促進させる適度の愛情量。また、夫からの愛を勝ち取っている自覚があれば、姑に対しても、かなり精神的な余裕をもって対することができるでしょう。

 妻が過保護過干渉で、よい母親でない、嫁姑関係をうまく対処できないのは、何も妻だけの責任ではありません。いいえ、むしろ、夫である男性側の問題が母子問題と嫁姑問題に現われていることが多いよいうに思います。そう、夫の愛を妻が実感していないこと、換言すれば、夫が妻に実感できるように愛を伝達できていないことが、結果的に妻を「悪い母」や「困った嫁」にしているケースも少なくないようにお見受けします。それなのに、妻を責める夫というのは、かなり残酷なものでありましょう。

 ほとんどの一定真面目な男性は、妻を愛していないのではなく、愛情を伝えていないか、実感できるように伝えていないことが問題のようです。私自身も嫌というほど、反省してきたことでもあります。

 妻のために働く、寄り道せず帰宅する、家事を手伝う、プレゼントする、どこかに連れて行く、妻の嫌な習慣は止めるなどで、夫は妻に愛情が伝わっていると思いがち。もちろん、伝わっているのでしょうが、多くの妻たちが夫からの愛を深く実感するのは、そうした夫の「パフォーマンス」ではないようです。

 多くの妻たちが、夫の愛を深く実感するのは、会話などの「コミュニケーション」。感情を受け止めてもらえたり、気持ちを理解してもらえたり、思いを共有できる時、女性たちは、最も深く愛情を実感するのだとか。

 でも、男性からすると、愛したという実感がないのですね。パフォーマンスのような達成感がないのです。だから、「愛した達成感を持つ夫と愛された実感のない妻」という現象が起こるのでしょう。妻に栄養を供給しているつもりなのですが、供給するパイプが機能していないということです。

 愛は自分中心でなく、他者中心、そして相手の正しいニーズを満たすこと、また、愛は想像力を要します。妻のニーズを想像し、最善の満たし方を女性の立場で想像するわけです。男性はこれはなかなか大変なことであります。正直、痛い目に合いながら、先輩や先人に学び、訓練されないと、上達しない分野かと思います。


 自分たち夫婦は「愛した達成感を持つ夫と愛された実感のない妻」状態だと思える夫の皆さん。あるいは「妻に栄養を供給しているつもりだが、どうも供給用パイプが機能していないらしい」と感じている夫の皆さん、私としては以下の二つの書物が有益だと思うので、ご紹介申し上げます。どちらも夫婦関係についてのベストセラーであります。

ゲーリー・チャップマン著「愛を伝える五つの方法」(いのちのことば社)
http://www.gospelshop.jp/catalog/product_info.php?products_id=52480

エマソン・エグリッジ著「愛されたい妻と尊敬されたい夫」(ファミリー・フォーラム・ジャパン)
http://www.ffj.gr.jp/new/books.htm


この書物については過去にこちらの記事で絶賛しております。
愛されたい妻と尊敬されたい夫はホントにスゴイ」
http://blog.chiisana.org/?eid=1368627

また、そのことの関連での記事「マジカルヒステリー妻」も参考になるかも。
http://blog.chiisana.org/?eid=1299516
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