命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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「後ろ向き名言」から学ぶ裏向き真理(6)
 コンビニで購入した「勇気をくれる後ろ向き名言」は、ネタの宝庫と化しておりますが、第六回目の「後ろ向き名言」はこちら!

 「自信喪失の人は弱い人ではなく、
 変る準備をしている人だ。
 妄信と傲慢の人こそ弱い人だ。」

 これは、私は存じ上げないが著名な方で、宋文洲さんの名言。この方、評論家でコンサルタントなのだとか。

 自信喪失の原因は、このままの自分ではいけないという行き詰まり、あるいは、従来通りのあり方では通用しないという限界などでしょう。ですから、自信喪失しているとは、そうした行き詰まりや限界などの現実の課題を認めて、受け止めていることを意味します。

 自己の行き詰まりや従来のあり方の限界という現実の課題を認めるということは、既に今後の変化の準備段階を意味しているわけです。

 「自信喪失状態≠弱さ
 「自信喪失状態=変化の準備段階

 これは単なる積極思考を超えた真理かと思うわけです。たとえば、ペテロが三度主を否んだ失敗などは、ある意味では弱さなのでしょうが、後の変化の準備段階でもあったと、主の摂理の御手の中では、考えられそうです。

 一方、行き詰まりや限界を事実として認めないことは、従来の自分やあり方への妄信を生み出します。また、事実であるのが明らかな行き詰まりと限界を認めないことは、傲慢を意味します。妄信は現実的な根拠がないのですから、破綻します。傲慢も正しい自己認識や現状分析をしませんから、人を破綻に向かわせます。

 自己の行き詰まりや自分の限界を認められる妄信と傲慢の人、弱い人とはまさにその通りでしょう。ある意味での自分の弱さを認められない人こそ、弱い人なのです。弱い自分の現実に向き合えないで逃亡するのが、本物の弱者でありましょう。

 時には、妄信と傲慢の人が、他者に「これまで通りで大丈夫」とか「ばら色の未来がある」など、妄想と傲慢に基づく言動をします。困ったことには、それらが信仰や聖書の言葉を伴うと、妄想はヴィジョンで、傲慢は信仰の確信であるかのように受け止める方々も。

 牧師などのリーダーが「ヴィジョンキャスターという名の妄想家」や「信仰的確信の人の皮をかぶった傲慢の人」になってしまいますと、被害甚大、被害者続出であります。何と言っても現実的根拠も信仰的根拠もないのですから、一時的には、成功と繁栄と見えても、最終的には、衰退、破綻、逸脱となっていくことでしょう。

 そういうわけで、周囲の方々は、妄想とヴィジョン、傲慢と信仰的確信の判別が必要となるわけです。以上を公式化するとこうなるでしょうか?

 「自己と現状の認識不足→妄想と傲慢→破綻に至る弱さ

 これは聖書中のケースとしては、サウル王のパターンに相当するのでは?

 よく言われるように、人間側の行き詰まりや限界は、神の側のチャンスです。これまでとは違う自分に脱皮する絶好の機会です。それを認めて、脱皮するか?認めず妄想と傲慢の人となり、破綻に至るか?ペテロの歩みをしていくのか?サウル王のフォロアーとなるのか?それは、行き詰まりや限界を突きつけられた時の、お互いの受け止め方次第でありましょう。

自信喪失状態≠弱さ
自信喪失状態=変化の準備段階
自己と現状の認識不足→妄想と傲慢→破綻に至る弱さ

宋文洲さんのこの名言、聖書が示すある真理に共通しているように思えてなりません。
| ヤンキー牧師 | 信仰エッセイ | 23:16 | - | - | - | - |
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