命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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「後ろ向き名言」から学ぶ裏向き真理(7)
 今日の後ろ向き名言は、ロックバンド「ザ・ブルーハーツ」のボーカルであった甲本ヒロトさん。現在は「ザ・クロマニヨンズ」なるバンドで活動中とのこと。

 「売れているのが、良いもんなら、世界一うまいラーメンは、カップラーメンだ。」

 言うまでもなく、「売れること」と「良いこと、優れていること」は、一定の関係はあっても、かなり別次元のこと。小室、つんく、秋元らのカリスマプロデューサーらは、日本の大衆文化にあって、「優れていること」を「売れること」の手段にまでおとしめた張本人でありましょう。言い換えれば、音楽表現が産業に従属しているのであります。

 ですから、これを現在の日本の大衆文化に適用するならこうなるでしょう。

 「売れているのが、良いもんなら、日本一の表現者はAKB48だ。」

「表現者」を「エンターテナー」に変えれば、異論も減るでしょう。大衆芸術の世界では、売れるとは、その時代と社会に生きる大衆のニーズを満たす商品を提供することであります。決して優れた表現内容が商業的成功に直結するわけではありません。

 キリスト教会も同様で、その時代と社会に生きる大衆のニーズを満たす商品として、福音を提供すれば、「売れる」でしょう。いわゆる「富と繁栄の神学」などは、そうした福音理解と福音提示なのかな?と考えています。甲本ヒロト流に言えばこうなるでしょうか?

 「売れている福音理解が、よいもんなら、今、世界一の福音は富と繁栄の神学だ」

 あるいはこうも言えるでしょう。
 「売れている教会が、良いものなら、世界一の教会は、〇〇教会だ」

 いわゆるメガチャーチが必ずしも悪いとは、私は思いません。ただ、多くの人が救われ集っていることだけが、聖書が示す評価基準のすべてではないでしょう。

 世界一の教会、それはあなたがそこで礼拝をささげ、そこでキリストの体につながり、そこで神と人に仕えるように召されている教会でありましょう。それが、その人にとっての世界一の教会で間違いありません。会員数、会堂の有無や優劣教会や牧師の知名度などは、それとは無関係なはず。

 それから、この名言には、例外があります。つまり、「売れているのがよいもの」が、真実な場合も。その代表例はこれ!

  「売れているのが、良いもんなら、世界一の書物は聖書だ。」

 不敬虔な発想とのお叱りをいただくかもしれませんが、聖書を一書物という商品として見たらどうでしょう?被造物である人類の正しく根源的なニーズを満たすのだから、売れるのは当然。また、神の言葉という他の書物とは異なる究極の差別化に成功しているのですから、ベストセラーも必然。

いずれにせよ、甲本さんの名言は、消費社会にあって、教派や教会の評価までも序列化、ランキングしかねない今日のキリスト者にも有益な言葉なのでは?
| ヤンキー牧師 | 信仰エッセイ | 12:02 | - | - | - | - |
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