命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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育てよう健全信徒(16)〜ギリシャ風クリスチャン
 「ギリシャ風クリスチャン」と言いましても、ギリシャ彫刻のような均整の取れた肉体とお顔をお持ちの美男美女クリスチャンのことではありません。また、ギリシャ哲学者のごとく、思索的なクリスチャンのことでもありません。では、「ギリシャ風クリスチャン」とは、どのようなクリスチャンでしょうか?それは今日のギリシャ国内の経済状況のようなクリスチャンであります。

 膨大な借金を隠してのEU加盟。それが明らかになってもEU諸国の寛容さに支えられ、莫大な援助をいただきながらの再生の途上。にもかかわらず国民の皆様は、財政緊縮策に反対しておられる様子。実際の生活の厳しさが予想され、当事者である国民の心情は分からんでもありません。しかし、EU諸国やグローバルな経済の立場からは、こうしたギリシャの状況は、「おい、おい」となるでしょう。

 同じようにギリシャ風クリスチャンは、膨大な借金ならぬ膨大な罪を隠したままで、教会の一員となります。少なくとも指導者にだけは、お知らせすべき重大な罪を知らせず、悔い改めもなく、洗礼を受けての教会生活継続。やがて、その膨大な罪の借金が明らかになります。しかし、教会は、愛と赦しの共同体。その罪の事実を受け止めて、その方を決して排除せず回復に向かわせようと、悔改めを願い労します。

 しかし、財政緊縮策は御免とばかりに、悔改めや謝罪、悔改めに専念するための奉仕や交わりの制限も、受け入れたくないとのわがままぶり。それどころか、愛の故に悔い改めを願う周囲に「教会は愛がない」「あるがままで受け入れるのが愛」との逆切れ悔改めなき赦しの脅迫であります。。残念な罪の事実に心痛めながら、深い愛をもって受け止め、回復のために祈り、労している周囲のクリスチャン達にとっては「おい、おい」であります。

 ギリシャが今後EU脱退するかどうかは不明ですが、こうしたギリシャ風クリスチャンが、その愛と義に満ちた聖書的対処をする教会を脱退してしまうのは、残念ながら、よくあること。罪の無自覚やどうしようもない自己中心、それらに由来する教会の混乱、よく考えてみれば、これは古代ギリシャのコリント教会以来のギリシャ風。古代ギリシャ人はコスモポリタンだったようですから、21世紀の日本にギリシャ風クリスチャンがいても不思議はありません。

 こうしたギリシャ風は時空を超えた普遍的な課題であることを覚えて、聖書が記す使徒たちの葛藤や対処を読み取りながら、そこから指針を得て、向き合って行きたいものです。
| ヤンキー牧師 | 健全信徒・教会・コリント化シリーズ | 15:03 | - | - | - | - |
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