命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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拝啓、橋下徹大阪市長様
 拝啓、橋下徹大阪市長様、このブログをお読みいただいておりますでしょうか?(絶対、読んどらんやろーなー)。大変、ご無沙汰しております。2004年の7月に「たかじんのそこまで言って委員会」で、ご一緒させていただいたキリスト教の牧師でございます。あの時は、中絶問題に対して当時弁護士であった市長からは法律家らしからぬコメントをいただき、本質とは別の面で番組を盛り上げて下さりありがとうございました。

 この度は、大阪市職員の刺青を調査され、110名の職員が刺青をしているとの結果を得られ、市民の目に触れぬよう配置転換を考えおられるとのこと。かつて茶髪の弁護士であられた市長が今や、職員の刺青についてご指導しておられる姿には、隔世の感がございます。確かに民間や一般社会に比して割合が多く感じますし、社会通念上問題視されるべきかもしれません。市長が、公務員としての意識や姿勢の改革を求めておられるも理解できることでございます。

 しかし、「ちゃんと仕事やってくれたら、そんなんかまへんわー」とおっしゃる市民も多く、刺青のデザインによっても市民の受ける印象は異なるように思います。大阪市民の視点からも、配置転換の必要があるかどうかは、意見の分かれるところかと存じます。名古屋の河村市長も、「昔に刺青入れとっても、その後、回心して真面目に勤めてくれたら、ワシはええと思うがや」と「刺青=暴力団」との時代錯誤が混入している心配はあるとは言え、「人生やり直し重視」の趣旨のコメントを出しておられます。全国的には、もっと別の面での組織改革や職員の意識変革の必要性を訴える声、市民の支持を得るためのパフォーマンスとの声も起こっております。

 それはさておき、本件に際し、市長は、「刺青で個性を発揮したければ民間に転職すべき」と発言されたようですが、民間でも一般市民の目に触れるところでは刺青が問題となる職場が多いかと存じます。日本社会においては、刺青を入れた方々は、大阪市役所も民間企業も、銭湯、プールなども、受け入れは、困難なのが現状かと思います。

 そこで、市長にお願いなのですが、刺青を入れた職員には、是非、地域のキリスト教会に集うようお勧めいただきたいのです。大阪には、刺青を入れておられる牧師も何名かおられるようです。刺青牧師が代表役員を務め、一部、刺青信徒が集っているのですから、、刺青公務員が来会され、入信、洗礼の後、教会員となられることは、何ら問題はございません。とりわけそうした教会では、市長が問題視される職員の方々も活かされるかと存じます。

 そうでなくても、多くの教会は、看板やホームページ上で「どなたでもいらして下さい」とすべての方を歓迎しておりますから、刺青をしておられる大阪市職員を近隣キリスト教会にお送りいただいても、きっと受け入れられるはず・・・・でございます。

 お送りいただきました職員は、教会にて信仰教育をさせていただき、立派なキリスト者市民として、大阪市役所に教会より派遣させていただきます。このことは大阪市民にとって多大な益をもたらすことと確信しております。ただ、市長様にとっての益となるかどうかは、神のみぞ知るとなることでしょう。地域を愛する日本のキリスト教会の一員として、拙い内容ではありますが、ご提案申し上げました。ご多忙のこととは存じますが、御一考いただければ幸いでございます。


 ※教会の「どなたでもいらしてください」には、「ホンマかいな?」「建前とちゃうんか?」との心のツッコミは教会内外にあるようです。理想論はそうでも、現実にはそれを可能とする成熟した主にある交わりと受容力を持っているかが問われます。取税人、遊女と食事をされた「キリストの体」、それが教会のはずですから、「刺青公務員受け入れ」は初歩的なチャレンジだと思うのですが、どうなんでしょうね?
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