命と性の日記〜日々是命、日々是性

水谷潔が書き綴るいのちと性を中心テーマとした論説・コントなどなど。
 目指すはキリスト教界の渋谷陽一+デイブ・スペクター。サブカルチャーの視点から社会事象等を論じます。
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アダルトサイト・アダルトビデオ実害講座(6)
ちょっとだけ再開のこのシリーズ。今回の実害は「虚構の現実化」。

 アダルトサイトやビデオの世界はプロレスと似ていると思います。基本的にアマレスはスポーツでプロレスはショーであると私は判断しています。

 アマレスのルールで本気になって戦うことはある程度の危険を伴うでしょうが、プロレスのルールに従って本気で戦ったら間違いなくどちらかが大怪我をするでしょう。生命の危険さえありえますね。特に反則技は危険。場外乱闘とかパイプいす攻撃とか。反則も一定許容されてしまうのが、逆にプロレスの魅力でしょう。

 アダルトサイト、アダルトビデオはそれによく似ているのでは?私はそれらを「性描写におけるプロレス」と呼びたいです。そして、そこには、一般的な性行為にはない「ショー的要素」や「反則技」があるわけです。

 極端な例を紹介しましょう。優等生の高校生が男女が恋をしました。なにしろ優等生ですから、恋愛についても教科書どおり。何を教科書としたのか、性関係を持つのが必然と判断。教科書どおり性関係を持とうと計画。優等生は自分のことはきちんと自分でします。親にも友人にも、誰にも相談せず、資料を入手し、自分でその通りにしっかりと準備してきました。

 初体験のその日、二人がラブホにもってきたのは鞭と蝋燭。そしてビデオでみてきた行為を再現をしたのでしょう。優等生同士だからこそ、教科書どおりの大正解をなぞろうとしたのでしょう。選んだ教科書が、間違ったものであることも知らずに。笑えそうで笑えないお話ではないでしょうか?

 私は通常のアダルトビデオはプロレスで、SMなどはプロレスの反則業に相当するかと思っています。(攻撃や被攻撃の性的快感が、愛し愛され一つになる喜びにとって代わるのは反則でしょう?)

 昔ヒットしたテレビドラマで、「冬彦さん」が新妻に、通常の性生活ができずに、SMを勧めるというシーンがありました。夫婦というモデルに家庭で触れず、父親をモデル視できぬ現代家庭では、男子の性が健やかに育ちにくいのは確か、そこに「反則技」に相当するような情報を与えられたら、ますます男子の性愛は歪んでしまうでしょう。

 そうした性情報が、ノーマルな性愛の男子をアブノーマルな世界へ、アマレス選手をプロレスの反則技連発の悪役レスラーに変えてしまいかねません。

 実際には、中学卒業時には半数近くはアダルトサイトやビデオを架空と認識しており、高校を卒業する頃はほとんどが現実と異なると理解しているようです。ですから、上のような極端な「架空の現実化」の例は一部でしょう。しかし、程度の差こそあれ、架空の世界が強い刺激と共に意識に訴えかけ、愛と人格に根ざす性愛を捻じ曲げてしまう可能性は高いのではないでしょうか?

 性の世界におけるプロレスごっこ、それがごっこ遊びだという自覚がなくなり本気になってしまいかねないところが怖いのでは?
| ヤンキー牧師 | ポルノ・アダルトサイト・性暴力 | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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